こんにちは。コロンビアからお送りします、高本です。
「塩の大聖堂」というところに行ってきたんですが、スケール感が凄すぎて思わず鳥肌立ちかけました。危ない。
さて、今回は付加価値とは何なのかという話。最近面白い考え方を目にしたので、それをもう少し深掘りして価値を与える方法の、ある一つの側面について考えてみます。
そもそもなぜこの話題を扱うかというと、情報発信するには価値について自分なりの解釈や定義を持っておくほうがいいからですね。
そしてなぜ情報発信するかというと、理想を実現するため、自分起点の循環を起こすため、ということになります。
僕の文脈では、人生をちゃんと遊べるという状態に向かっていくため、になりますね。
で、このブログもしくはラインコミュニティではそんな力をつけていこう、というのが根幹にありまして。
なのでそのために情報発信をしていこうと言ってるわけなんですが、情報発信が成立するためには、その受け手に何かしらの価値を感じもらわないといけない。
情報発信というのは価値提供がベースにあるので、読んだ人が楽しいだのおもろいだの有益だの、どんな種類でもいいけどとにかく価値を感じてもらわないことには、発信してる意味がないわけです。
逆に言えば、少しでも価値を感じてくれるのであれば、気にせずアウトプットしていけばいい。
そこまでわかってれば、アウトプット=情報発信はできるんだけど、でもじゃあその価値ってなんなのか、価値を与えるとはどういうことなのか、について知っておいて損はない。
むしろ個人的にはそういうのを徹底的に研究していきたいと思ってるんですがw
まあそれはどうでもいいとして、そんなわけで「付加価値を与えた」ということの一つの解釈について見ていきましょう、というのが今回の趣旨になっております。
前置きが長くなりましたが、それでは早速!
(本当はこの前置きも、あなたと僕の関係性やどんなスタンスで見てもらいたいかを設定するという意味で、この記事を価値あるものにするために必要だったりしますw)
人に価値を届けるとは?
人に価値を届けるとはどういうことなのか。最近見かけたのは
「それまで何とも思ってなかった、素通りしていたものを宝に変えてあげる」
というもの。
これはすごい面白いというか、めちゃめちゃ納得も共感もできるんですけども、この言い回しってあんまり出てきにくいというか。何というかまあちょっと洒落てますよねw
どうしても辞書的にというか学問チックに考えてしまいがちですけど、こう考えても結構スッキリするというか。
もちろんこれがそのすべてということではなく、価値とか付加価値を考える1つの視点の話。
人に価値を感じてもらうには、ある物だったりコンテンツだったりの面白みを与えてあげる。それが面白いということを知らせてあげる。面白がり方を教えてあげる。それに対する異なる視点を、別の解釈を与えてあげる。
ということなんですよね。あげるあげるで若干えらそうに捉えられてしまわないこともないですが、これは僕の語彙力の問題であり、他意はございませんw
何にせよそのコンテンツを通して、それまで気に留めてなかったものや行為に価値を見出すようになったときに、価値を与えたと言えるということですね。
例えば会話で言うなら漫画でも映画でも、自分と話をしたことによって視点が一つ増えて、それを違う角度で見れるようになれば、ただ普通に見て楽しい以外の面白がり方ができるようになるわけで、その変化分が付加価値ということ。
ちょっとまだ抽象的でぼんやりしてると思うので、僕がこの前体験した出来事を紹介しておこうと思います。
音楽スタジオで会話の面白がり方に気づいた話
僕は最近人との会話がおもろいなあって思うんですが、これはある人にその面白がり方の一つを教えてもらったというか、勝手に感じ取ったみたいなところがありまして。
いや、そんなこと考えて会話してたらそら毎日おもろいわ、みたいなw
近所の音楽スタジオに友達3人で行ったときに、そこで働いてる少し上の若いお兄さんとガッツリ話すタイミングがあったんですよね。
その人は好奇心旺盛でアンテナの貼り方がすごくて、誰かと話してて気になったことがあれば全部調べたり、小説書いてたり、音楽作ってたりもしてるみたいで。
で、そういう話をする前の初めましての段階で、機材の使い方を聞くために我々がいた個室に来てもらいまして。
その時の場面なんですが、一緒に行ってた友達が椅子にタバコを置いてたんですね。
お兄「アメスピって今〇〇本なん?」
友達1「そうっすよ、〜〜で〜〜です。」
お兄「そうなんや、〜〜」
みたいな流れで軽く話したんですが、後から考えてみれば、僕たちの部屋に来て機材の説明をして戻っていくまでの間で、どの話題を選べば自然に会話がスタートするかってところから来てるはずなんですよね。
会計をして帰り際にも、そんなことがあって。友達の1人はこのスタジオに何度か来ていて、よく海外に行っているのでお兄さんとの間で、それが共通語としてある状況でございまして。
お兄「今度タイ一緒に行こうや」
友達2「いいですよ」
お兄「〇〇とかいきたいよな、〜〜」
的な感じで下系の話になって、そこから人生とか夢とかの真面目系の話に派生して、結局閉店から3時間ぐらい雑談してたんですが。
これも後から考えてみると、下系の話から入ることで、ある程度精神的に開放的になって上辺の会話を抜けて深い話に入っていける。
それを踏まえて2人の中で元々共通である「海外」という括りの中から、「タイ」っていう言葉を選択してはじめに出してきてると思うんですよね。
他にも、イーストインでご飯食べてたら横に綺麗なお姉さんが来たから、その人がトイレに行ったタイミングで椅子を自分の方に寄せておいて、帰ってきて椅子を向こうに渡す流れで話しかけて〜、みたいなことも言ってたりとか。
これは「何を」話そうとか以前に、「どうすれば」自然に会話が始まるか、そこに頭使ってるわけですよね。
しかも毎回寝るときに「今回はこう言ったからこうなった」「こういう結果が欲しいのならこういう言い方にした方が良かった」「次はこうしよう」みたいに反省会してるみたいなんですよね。
会話をどう持っていきたいか、膨大な会話のフィードバックから得た言葉選びやらつなぎ方やら、全部向こうが仕組んでいるって感じ。
そこまで考えて話してたら、そらおもろいやろなぁとw
まあ僕としては、別に人を「コントロール」という言葉で表現されるような行為をするつもりも、したいわけでもなくて。
でもその人との未来のために、どうやって言葉を配置すればいいか、どういう振る舞いをすれば相手はどういう気持ちになって、どんなふうに行動が変わってくるか。
こういうことを一個ずつちゃんと考えていくと、普段の会話から全部面白くなっていくよね、って話で。
情報発信における付加価値と価値提供
で、この日のやりとりで会話ってそう考えたらおもろいんか!ってことを気付かされたわけなんですが、この変化分が僕が受け取った価値ということですよね。
これを踏まえて、我々は情報発信やっていきたいわけでございます。何度もくどいですけどこれが全てではなくて、人が価値を感じるパターンの一つということですね。
それを見た人がどういう解釈をしてどういう気持ちになるのか。それに対する概念が変わって宝物に感じてもらえるのか。何の変哲もなかったものへの異なる視点を獲得してもらえるのか。そこまで考えていきたいってことですね。
それが価値を届けるということ。
ちなみに先ほど、宿のオーナーにコーヒーを入れてもらいまして、それが美味しすぎてコーヒーに対する概念が変わった気がしますw
こんな美味いんか!っていうwじゃあ日本でももっと豆から淹れ方から、最高のコーヒーを追求してみようかな。
これがまさに、ただ美味いコーヒーという以上の付加価値ってことですねw
まとめ
ここまで「人に価値を届けるとは」というテーマでお送りしてきましたが、いかがだったでしょうか。
価値提供が土台にある情報発信をしていく上では、こういうところを丁寧に考えておくと、受け手に満足してもらえるコンテンツを生み出していけたりするわけですね。
実際には情報発信に限らず日常会話でも、その人がそれまで気にも留めていなかったものの面白がり方や別の見方を伝える、という発想があればより濃厚な時間を過ごせそうですよねw
突然過ぎですが、今回は以上です。お読みいただきありがとうございました。
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