最近何度か、将来何となくやりたいことを今日できる形で始めていく、という話をしてる気がします。
▶準備をやめて思い付いた瞬間に今あるもので小さな完成品を作っていくと気分がいいという話
このときのポイントは、その将来の画を鮮明に思い描くことです。
実際にやるときには現実の話なので具体的でないとおかしい
将来の姿とか理想と言われると、漠然と考えてしまうものですが、
何年先の話であろうが、「その時間を過ごす自分は現実にある」ので、その画は極めて具体的なものになります。
「誰とどこでどうしてる感じがいいのか」は、今の自分には未来の話かもしれないが、
その未来の自分はただの一日として過ごします。
だから、人間が現実として経験できるぐらいには具体的であるはずです。
逆に言えばそれぐらい具体的でなければ一生実現するわけがないってことにもなります。
ぼやけてるということは、「何がどうなれば嬉しいのか分からない」ってことだからです。
で、そんだけ具体的だからこそ、「それを今すぐ体現するには何が必要か」と考えられます。
つまり、理想そのままは難しくても、その景色を見たり体験するにはどの要素が必要なのか、と考えられるということです。
具体的に考えるとそもそも準備できてないことを突き付けられる
例えば音楽のライブであれば、今の状態でいきなり何万人も集めるのは難しくても、
実際に欲しいのは何か、どんな画が浮かんでるのかと、またはその時の体感や感情を想像してみれば、
小さな音楽スタジオに知り合い数人来てもらうだけでも、その未来と相似の今日を過ごすことはできるかもしれません。
それもまだハードルが高いのであれば、じゃあその景色を描きながら今日はまず一曲作ろうと考えればいいわけですよね。
呼べる人があまりいなそうであれば、これから出会う人とは気軽に「ライブ来てや」って言える関係を築いていこうって思うかもしれません。
逆に、じゃあ場所も人もいて、今日いきなりライブできるのかって考えてみると、
「曲がないな」「技術的にももうちょっと成長しておきたい」「バンドのメンバーがいないか」とか、
いくらでも「準備できてないことを突き付けられる要素」は出てくるものだと思います。
そうなると、それはイメージに具体性がなかったということですよね。
だって環境がそろってても今日できないことがわかってしまったので。
と言っても別にそれが悪いわけでもなく、そのおかげで「今日の自分が何をしているべきか」が分かるし、
「足りてないことが多すぎ」「まず今日からしばらくはこれをしよう」とか、
場合によっては、またさらにそのもう一つ手前の準備からしないといけなかったことに気づくかもしれません。
今日できる形でいきなり始めるというのは、その時の自分のあるべき姿や周りの人や景色という環境、その時の感情も含めて具体的にイメージできてるってことです。
具体的になっていて初めて「必要なものはすべてそろっている」が活きてくる
昔フラクタル的に考えると面白いという話をしたことがある気がしますが、
今日が何万回繰り返されてその状態になるのかと思えば、その今日は望ましい一日なのか判断できることになります。
で、そこまで来たときに「必要なものはすべてそろっている」って考えるわけですね。
つまり、あれがないからこれあがないから、ではなくて、今の状況で手を付けられるところからやっていきます。
「あれがないから」というのは、「だからできない」じゃなくて、「じゃあ今はどうしよう」って考える感じです。
それこそ、例えばお金がないからアンプとスピーカー買えないなら、一時間スタジオ入れば数百円で使えますし、
時間がなくて作曲できないなら、毎日5分で一小節ずつ作ってみようみたいなこともできるわけですね、やったことないのでめちゃくちゃ適当に言ってますが。
学校やら塾やら作りたいのなら、ホームページとかyoutubeを開設してそこを教室と思って勝手に授業すればいいわけで、反応が必要だったらそれも知り合い一人頼んで座っててもらうことも考えられます。
「外側の環境がまだ追いついてないだけ」
変な言い方をすれば、「自分の内側ではもうその気持ちを味わえていて、外部の環境がちょっとずれてるだけ」みたいな感覚です。
だから、自分の感情や内面が理想が実現されたときの同じになってれば、
外側の、どんな人が何人いて場所はどこで~とかは、多少ずれてても満足できますよねってことなんですね。
というか、それが欲しかったわけなので、
例えば、家づくりをしたいけど場所がないのであれば、ベランダにミニチュアの家を作ってみるとことがいいすり替えになるかもしれませんよね。
規模は確かに違うかもしれませんが、家の構造が分かってないといけないのは同じで、工具を使ってパーツを組み立てていく過程は同じはずです。
これも適当に喋ってますけども、でも自分が欲しているものはあげられると思います。
逆にそれでなんか違うってなるのであれば、じゃあどういう形であれば、「そうそうこれがやりたかってん!」ってなるのかってことですよね。
つまり、だからこれも具体化です、イメージがぼやけてると代用品を考えるときにポイントを外してしまいます。
これは別の方法を考えればいいだけですが、ここがぼやけてると「結局何が欲しいのか分かってない」ってことなので、出来ない言い訳が無限にできてしまいます。
というかそういう時は、やりたいことができる環境や道具をもらっても、出来ない理由がいっぱい出てくると思います。
なんなら具体的に考えてないので今すぐ動けないのかもしれません。
そこで初めてあれこれ調べてみたり。
じゃあ「別にそんなにやりたくないですやん」ってことですよねw
ということで、今日やれる形で速攻始めていくには、「どれだけ具体的に思い描けているか」が大事だったりします。