ダイエット、勉強、仕事から人間関係まで。どうしても劇的な変化を求めてしまいがちですよね。
だから結果が出ないってわかってるんですけどねw
で、そんな時ほど目に飛び込んでくるのがこの言葉
「今できることをやれ」
いかにも名言っぽいフレーズですがw、実際これがめちゃくちゃ大事なわけで。
というか当たり前すぎる話なんですが、今回はあんまり言われてない角度からちょっと考えてみようという試みです。
では早速!
今できることをやるとは
まずはね、「今できることをやる」ってどういうことか。
ここを一瞬だけ確認しておきたい。
ふわふわしたまま先に言っても内容が入ってきづらいと思うのでw
今できることをやるっていうのは、
大きな目標や方向性はいったんおいといて、今日の分だけを愚直にやる
っていうことですよね。
勉強とかで言うと、
「あの辺わからんし、ここももうちょっとしっかりやらなあかんけど、今日はとりあえずこの教科書のこの単元だけしっかりやる」
って感じですよね。
じゃあそれが何で大事かってのを見てみましょう。
今できることをやるのが大事な理由
今できることをやるのが大事な3つの理由。
・人生はフラクタルになっているから
・エフィカシーが高まるから
・爆裂な循環につながるから
じゃあまず1つ目から。
理由①:人生はフラクタルになっているから
![](https://pbs.twimg.com/media/BV4uVrfCEAAQFY2.png:large)
いきなり小難しい言い回しをしてしまったわけですが、でもこう捉えることができるんですよね。
ご存じかもしれませんが、一応フラクタルの説明をしときます。
ウィキペディア的にはこんな意味です。
フランスの数学者ブノワ・マンデルブロが導入した幾何学の概念である。ラテン語の fractus から。図形の部分と全体が自己相似(再帰)になっているものなどをいう。
簡単に言うと、ズームしてみたときに同じ構造が何回も出てくるやつですよね。
![自然界が生み出すフラクタル模様の写真11枚 - ライブドアニュース](https://image.blog.livedoor.jp/laba_q/imgs/6/e/6e200955.jpg)
こういうのとか、
![File:Sierpinski zoom.gif](https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/6/6a/Sierpinski_zoom.gif?20070625141700)
こういうのとか。
どこを切り取っても同じ構造になってる。
全体と部分が同じ形ですね。
で、人生もそうやって考えられるんじゃないかってことでして。
あなたの理想の姿やその景色を1つの図形とします。
その図形の一部を切り取ったものは、元のものと同じ形です。
そしてそれが今のあなたの状態です。
つまり、今は理想の状態の縮小サイズの振る舞いをしている。
逆に言うと今の時点で「そうありたい自分」を今できる範囲で体現できていないと、一生そこには到達しない。
そんな解釈もできてしまう。
カイジでもハンチョウの有名なセリフがあるじゃないですか。
“今日をがんばり始めた者にのみ、明日が来るんだよ”
©福本伸行/ 講談社
多分これもそういうことなんですよねw
フラクタル構造的には部分と全体はおなじだから。
だから、「明日」っていう概念はなくて。
ひたすら今日の繰り返しがあるだけ。
まあこれをやるのが死ぬほどむずいわけなんですけども。
フラクタルは、科学的には1/f ゆらぎというのと関係がありまして。こういう話好きな人は、こっちの記事も見てみてください。後編のほうに出てきます。
以上が理由の1つ目でした。
理由②:エフィカシーが高まるから
理由の2つ目は、エフィカシーが高まるからです。
これはめちゃくちゃでかい。
エフィカシーって何か簡単に説明しておきますと、こんな意味です。
自己能力に対する自己評価
自分はそれをすることができる人間だと、どの程度自分で思えているか
主人公感とか自己効力感って言ったりもします。
▶バトルスタディーズとかいう主人公のエフィカシーが高すぎる漫画
自己肯定感とは違うんですね。
自分の中で何か物事を取り組むときに「自分にはそれができる」って思えるということです。
この力を上げまくれば、何でもできてしまいますよねw
ちょっと何かやってみたいなって思った時に、2つのとらえ方があるわけで。
「俺にはできないだろうな、やめとこう」
「俺ができひんわけないやん、やったるで!w」
これはもう全然違いますよね。
何で2個目は関西弁やねんてのはありますが。
で、今できることを積み重ねるのは、このエフィカシーを高めることにもなりますよってこと。
今日できることを設定して、それをちゃんとやりきる。
これの繰り返しで、毎日「できた自分」っていう体感が着実に増していくわけですよね。
それはもうエフィカシー爆上がりです。
理由③:爆裂な循環につながるから
いかに人生にダイナミックな流れを起こしていくか、大きくしていくか、そこに乗っていくか。ここが大事なポイントだと思っています。
僕はこれをエネルギーを循環させるという形でとらえています。
詳しくはこの辺の記事でも書いてるんですが、
簡単に言うと、お金、知識、情報、経験、人間関係、などをエネルギーとしてひとまとめにしてこれをひたすら循環させていく、右から左に受け流していく。
そうするとそれがまた何かしらのエネルギーとして返ってくるかもしれない。そうやって人生がいい感じになっていく。
なぜなら、地球も宇宙もこの世界は動的なものだから。つまり何も外に出さない人は世界とのコミュニケーションを拒絶してる。
こんな感じの話なんですが、じゃあこの循環はというと、まず自分の内側にあるものを出力する、というステップからしか始まりません。
これがあるから、目の前の現実がちょっと変化して、だから見える景色が変わって、それを踏まえて考えて動くからまた見え方が変わる。
それは自分の外側からのフィードバックなわけで、そのサイクルをひたすら回していくから人生に流れが生まれてきてそこに乗っかるからおもろいイベントが巻き起こってくるんですよね。
そんな感じで宮古島で野宿することにもなりましたw
▶醤油買い忘れて絶望してみた【宮古島サバイバル野宿5泊6日0観光の旅】
回転寿司で言えばまずスイッチを入れてレーンを動かさないと。電気エネルギーを供給しないことには、マグロを食べれないわけですよね。
じゃあどうするかというと、それはもう今できることやるしかないですね。
今できることをやるためのポイント
ここまで、今できることをやるべき理由を見てきましたが、じゃあ特にどんなことに注意しておけば効果的なのかと。
そういうポイントを独断と偏見のみで3つ挙げさせていただこうと思います。
以下の3つ。
①全体の方向性を確認する
②遊び心を持つ
③アクションだけにフォーカスする
ポイント①:全体の方向性を確認する
今できることをやる。
そうはいっても、本当に手あたり次第やるわけじゃない。
全体としてどこに向かっていきたいか。
その大枠は設定されていたほうがいい。
今あなたが向かっている方角が分かるから、その先に何があるか漠然とでも見えているから、目の前のことにエネルギーが乗るわけです。
・自分が何を実現したいのか
・どうなりたいのか
ここが明確になると、「じゃあ今日何をするか」が決まってきます。
もちろん、テーマはこんな壮大なことじゃなくて、ちょっとした目標でもいいですよね。
ひとまず何やろうかしらって場合はこちらの記事、
▶やりたいことが見つからないときは、「過去に一瞬でもやりたかったこと」を全部やってみるのがおすすめという話
がっつり方角を見定めたい場合はこちらの記事がおすすめですね。
ポイント②:遊び心を持つ
2個目はこれですよね。
結局、遊び心が欠けてるときは楽しくないんでね。
で、そうなったときに全体の方向性”しか”決めないことに意味が出てくるわけですな。
ベクトルの向きはあるんだけど、その中で日々取り組むことは決め切らない。
その都度、出来る範囲でやるべきことをやっていく。
だからちょっと面白そうなこととか、興味がわいたことが出てきたときに、そっちに流れてみることができるんですよね。
「お、こんな感じでやってみたらおもろいんちゃうん」
「今日はちょっと趣向を変えてこっちやってみよかな」
みたいに。
遊びの部分を作れる。作れるというか持てるというか。
そうやって、方向は決めるけど一直線で向かおうとはしない。
遊び心をもって、蛇行しながら寄り道しながら進んでいこう。
そういうやつですね。
ちなみに遊び心関係については、所ジョージが参考になりますw
▶今日一日を謳歌する能力が異常に高い男、所ジョージの名言にあやかるやつ。
ポイント③:アクションだけにフォーカスする
これも上の2個と関連しますが、その日のアクションだけにフォーカスする。
全体の方向を決めて、今日やることを決めたんだから、その日の結果に一喜一憂しない。
プロセスを楽しむっていう言い方もできるかもしれません。
設定したアクションをやり切れたかどうかだけ。そこだけにフォーカスする。
これの何がいいかっていうと、モチベーションとかに左右されないんですよね。
「全然成長してる感じがしない、、、」
「ゴールまでの道のりが遠すぎる」
「まだまだやることある」
などなど。
そういうこと考えなくなる。
だって今日やるべきことをやってればそれでいいからwそこだけ気にしてればいいから。
ざっと3つほど紹介しましたけど、この辺がポイントでもあり面白いところでもありって感じですね。
「今できることをやる」に関連した書籍
今できることをやることは、いわば「寄り道を楽しむ」ことでもあります。
いかにその日その一日に集中できるか。
時にはそこに遊びを取り入れていけるか。
そんなことを扱ってるいい感じの本を思い出しました。
![](https://takamoto100.com/wp-content/uploads/2023/04/41QJtDN6ycL._SX342_SY445_QL70_ML2_-150x150.jpg)
これですね。
天然知能 (講談社選書メチエ)「考えるな、感じろ」とブルース・リーは言った。
山の向こうにも同じように風景が広がることや、
太平洋でイワシが泳いでいることを信じられる。
今までのこだわりが、突然どうでもよくなる。
計算を間違い、マニュアルを守れず、ふと何かが降りてくる。
それらはすべて知性の賜物である。
生きものの知性である。
今こそ天然知能を解放しよう。
人工知能と対立するのではなく、
意識の向こう側で、想像もつかない「外部」と邂逅するために。わたしがわたしとして存在するための哲学。
『天然知能』(郡司ペギオ幸夫):講談社選書メチエ|講談社BOOK倶楽部
そんな話。
こういうフレーズに何か感じるところがある場合は、非常におすすめできますw
まとめ
今回は、「今できることをやるのが大事な3つ理由」というテーマでお送りしてきましたが、いかがだったでしょうか。
僕たちはとんでもなく怠け者で、何かと先延ばしにする習性があります。
でもそんな中で、今できることから愚直にやっていくことの面白さと、人生における意義を見てきました。
最後にもう一度振り返っておくと、この3つです。
・人生はフラクタルになっているから
・エフィカシーが高まるから
・爆裂な循環につながるから
で、これを読んで終わりだともったいないので、あなたの理想のために今日やることを設定してみてください。
そしてそれだけをしっかりやり切ってください。
もう明日のことはいったんどうでもいいです。
目標の事も理想の事もどうでもいいので今日やることだけ考えてください。
以上です。ここまでお読みいただきありがとうございました!
宇宙一遊び心に溢れたいコミュニティ、始まりました。
昨日と同じ今日を繰り返すだけの日々を軽々脱出し、想定外連発で予定不調和の死ぬほどおもろい人生に突入するためのアプローチのあれこれを、真面目で不真面目に追求する宇宙一遊び心に溢れたいコミュニティです。
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一晩で人生の方向性を見定められてしまう特典
・人生の方向性がわからなくなり、今まで淡々とやってたことも手につかない
・このままいくとこの先確実におもんないが、次の一歩目をどこに踏み出せばいいかわからない
・やりたいことリストを作ったり自己分析してみるも、なんかモヤモヤしてる
・今できることは全精力を注いででもやる覚悟があるが、自分にとってのそれが何かわからない
・現状を変えたいというエネルギーだけは有り余ってるけど、それを向ける先がない
・「豊かな人生」「充実した人生」と検索したり「幸福論」も読んだけど、決定的な何かは見つかっていない
という方は、最初にすぐ受け取ってもらえる1万2千字オーバーのコンテンツとワークシートで作業するだけでも、びっくりするぐらいこの先がクリアになると思いまする。