今回は、「自分らしさ」を知るには「どんな問いを持ち続けているか」を考えてみてもよさそう、という話です。
そもそもなんで「自分らしさ」みたいなものを考えようとしたのかというと、ぼんやりとでもそれを感じて、そこと日常が一致しているような状態だと心地いいからですね。分離してない感です。
例えば、自分らしさにまつわる情報を全力で隠して人と喋ったりしても全然楽しくないはずです。めっちゃ表層にとどまるので。
一人で何かするときでもそうですね。自分っぽい文脈にないことをしてる時間はつらいのです。
結構前なんですけど、ダウンタウンプラスのyoutubeチャンネルで「柿ピーとのコラボ商品が販売される」という動画がアップされてました。
小分けにされた柿ピーのビニールに、以前の企画で視聴者から募集した大喜利の解答が印字されていて、松本人志と千原ジュニアが大喜利について話してました。
で、松本人志が「コンビでどっちも大喜利得意な人はいない。ずっとそのこと考えてるけど答え出ないねんな~」って言ってたんですが、これが面白いです。
やっぱりお笑いのことをずっと考えてるんだなと。
こういった問題にはもちろん答えはなくて、学術的に笑いのメカニズムやら何やらは言えることはあるかもしれませんが、
でも芸人という特殊な職業の中で生み出される、笑いの一ジャンルとしての「大喜利」に関して、明快な答えがそんなところから出てくることはまあないでしょう。
だからどこまでいっても答えっぽいものがあるだけなのだと思いますが、やっぱりそういうことをずっと考えてるのだなあと改めてわかっておもろいです。
確かかもめんたるのう大のチャンネルでもそんな話が出てきてました。
キングオブコント優勝者が集まるコント番組で、松本人志が台本にないアドリブをリハーサルの時に入れてきて、それを本番でも採用していたらしいんですね。
それを見て「じゃあこれは今思い付いたんじゃなくて、前の日とかにここに入れようって考えて持ってきたんだな」って言ってました。風呂とかで考えてたんだろうな~と。
で、好きなものとか興味あるもの、あるいは自分らしさって何だと迷走しかけるようなときは、「自分はどんな問いに対する答えを求めているのだろう、考え続けているのだろう」と考えてみるのもいいかもしれません。
というのは、これはある意味自分の欲望の一つの現れです。何を解き明かしたいのか、明らかにしたいのか。
それはそのまま自分が何に興味を持っているのか、何を長く取り組み続けていきたいのかってことでもあります。
もっと言うと、「していきたい」というよりも「もうすでにしている」ぐらいのはずです。
例えば、僕は子供の頃に宇宙の本とか見て「謎過ぎるやろ」「どうなってんねん」とか思った記憶があるんですが、
その後大学院で素粒子論やったり、それそっちのけで老子の思想が気になったり、自分とは何かとかぐるぐるしてみたり、南米の部族に会ってみたり、畑で野菜を育ててみたりするのも結局は、
「この宇宙では何がどう展開されているのかもっと知っていきたい」みたいな欲求だったりします。
で、何となくその辺にポイントがあるんだなと分かってくると結構身の回りのものやこと何でも面白くなってきたりします。
自分なりの接する角度というか文脈がはっきりするので。
まあ話がそれたんですけども、そんなイメージで自分が持ち続けている問いに気づこうとしてみるの面白いと思われます。
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