コラム(?)

もうええわこいつってなるぐらいに摂取してみるのもありという話

著名人やその界隈で評価されている人の考え方とか概念とかその領域に対する価値観のようなものがいい気がして、しばらくその人が書いたものや作ったものをあさってその思想に近づいていくと、

最初はかなり影響を受けるというか自分の見方もそっちに近づいていくのだが、そしてそれはそれで心地いいというかそれによって自分のベースにある感覚とか考えがドライブして進んでいくような感じがあるが、

どこかのタイミングで「なんかうるせえ」って思い始めることがあり、

それは最初はその分野における師匠を見つけた的な感じでいろいろ言葉を浴びようとするが、途中でだんだんなんか説教臭い感じが勝手にしてきて、これは文字通り「勝手に」で、

だって別その人はこちらに何か教えようとか説いたりしてるわけではなく、自分で勝手にその人の考え方や物の見方捉え方に共感する部分があって近づいて行ってるけど、でも途中でなんかずっと同じ話してんなこいつみたいに思ってきて、でもそれも当然で、

そういった話をしてるところしか見ようとしてないからで、でも同じような話とか言葉を浴び続けてると最初はその感じをインストールしていこうと思っているのでいいけど、途中からは「もうわかったから」という気持ちになってくる。

飽きたとも言える気がするが、でもこれもある種正常な判断で、その人の価値観とか思想が入ってくる隙間が今の自分にとってはもう埋まったということで、

ペルーの謎の村で謎の樹液からできた謎の液体を飲んだ時に、小さなカップというか短いメスシリンダーみたいな容器に入っていて、しばらくしたら気分悪くなってめっちゃ吐いたけどそれによって自分の体にちょうどいい量だけが残った感覚があり、それと同じで、

今の自分に入ってくるその人の思想の限界に達したので、あとはその状態の自分で何かものを考えるとか何らかの取り組みをして前に進んでいく段階だということ。

もうええわこいつって思えるぐらいに摂取してみるのもありという話。