コンセプト

コロンビアの路上販売が下手すぎて情報発信におけるターゲティングを考えさせられた話

こんにちは、高本です。

少し前にコロンビアに行ってたんですが、向こうでは路上で物売ってる人が結構いるんですよね。

売店もあれば、野菜とか果物もあるし、直接声かけてくるタイプもあったりとか。

で、その中で流石にそれは無理やろっていうのもあって、

ちょっと「情報発信のターゲティング」について考えさせられたのを思い出したので、そんな話です。

コロンビアの路上販売というカオス


コロンビアもペルーもどこ行っても路上販売が行われてました。

売店だけじゃなくて、信号待ちのバイクに声掛けに行ったり、

バスに乗り込んできてラップ始めたり、

ハンモック船に村の子供たちがお母さんと共にご飯売りに来たり。

とにかくそれが日常ですよね。

で、まあ長距離バスで途中乗り込んできて食べ物売りに来るのはわかる。

というかむしろめっちゃありがたい。でもすごい謎なのもあって。

信号で止まってる大量のバイクのところに歩いていって「のり、いります?」みたいな感じで声かけてる人いて。

それは流石に誰が買うねんって思ってしまいますよね。

あと、バス待ってるときにめっちゃこっち見ながら近寄ってきて「これいる?」みたいな感じで声かけてきたんですが、それがまあまあでかい動物の模型。

今絶対買わんやろ。

声かける人ミスりすぎてますw

これからバス乗ろうというときに模型いらない。

しかもまだこっちは、向こうからすれば外国人なので、チャレンジしてくるのは20000歩譲ります。

でも横の現地人にも売ろうとしてしっかり無視されてました。

問題はターゲティングが欠如していること


で、こういうのを見てると、問題が分かってきますよね。

「ターゲティングの欠如」です。

売り手が、物を売ろうとしてる相手のニーズとか状況を全く考えてないわけです。

信号待っててのり買わないし、バス乗る前に模型も買いません。

いや、買うこともあるかもしれないけど、確率が低すぎる。

これってまんま情報発信でも同じですよね。

こっちが必死こいて発信して、何かを伝えようと訴えかけてても、その相手の像が見えてないと、めっちゃ独り言です。

「それ誰に言ってんの?」

という話。

ネットを介してるから忘れがちですけど、文章を書くというのもコミュニケーションなわけです。

つまりそれを聞いてくれる人がいて初めて成立するということですよね。

情報発信とターゲティング


じゃあどうすればいいのか?

まずは「誰に言うのか」を決めることです。

これは路上販売とちょっと違っていて、情報発信ではまず受け手を考える必要があります。

路上販売では先に売るものが決まっていて、それに興味を持ってくれそうな人とか状況を探すわけですけど、情報発信では逆です。

なぜかと言うと、情報発信は受け手に価値を届けられて初めて成立するわけです。

でもあなたが提供できる価値は無限の幅があるわけではないですよね。

最も価値を届けられるポイントがあるわけです。

自分がが悩んで苦労してお金や時間などのエネルギーを大量に費やして、やっと解決できたこと、到達できた場所、手に入れたもの。

それが他の誰でもなく「あなた」が社会に提供できる価値ということですよね。

で、それが分かったときに、それを受け取るべき人、つまり最もあなたからそれを聞きたい人も同時に決まります。

ここではじめて、その相手に向けて言いたいことが具体的に出てくるわけです。

自分の話に価値を感じてくれる対象が分かるから、その人に向けたものとして言いたいことを言うことが許されるわけです。

先に言いたいことを考えると?

先に言いたいことを考えてしまうと、「それを必要とするであろう実際には存在しない受け手」を勝手に作ることになります。

「そんな人いませんよね?」

っていう状態。

ヒントありきで問題を作ってしまうわけです。

実際にやるべきは、相手の人が問題を解決するために、あなたのメッセージというヒントを届けることです。

というかむしろさっきの例がそうですよね。

自分が売りたいものを先に決めてるせいで、周りをそれに合わせに行くしかなくなる。

ネット上であればそれに興味を持つ人探せるかもしれませんが、

現実世界では物理的な制限があるので、自分で動いてその人を探しに行かないといけない。

でも、その移動可能な範囲に実際に興味を持つ人がいるのかという話で。いないわけですよね。

そうすると次にどうなるかというと、じゃあ「みんなが興味ある方に」ってなってしまいがちです。

でもそれだと今度は「別にお前から買わんでいいわ」ってなるわけですよね。

だって左の売店でも右のおっちゃんからでも同じものが買えるわけなので。

だから自分が提供できる価値から逆算して、その価値を受け取るべき人を見つけて、

そこから発信すべき内容を微調整していくということですね。

面白かったのをシェアするというパターン

ただ、自分が提供できる価値っていうと大げさに感じがちですけど、

もっと単純に「こういうの面白くない?」って言うパターンがあってもよくて。

こっちはどちらかと言えば、同じ話題で盛り上がれる友達のイメージです。

「言うべき人」「言うべきこと」ばっかりになると、今はそれを言いたくないとか、今興味があるのは別のところ、ってことも出てきます。

だから、今取り組んでいることを共有できる相手、って考えるのもいいということですよね。

そういう意味で、ペルソナを3人ぐらい考えるといい、って話もあります。

まとめ

今回は、「コロンビアの路上販売が下手すぎて情報発信におけるターゲティングを考えさせられた話」をお送りしてきました。

情報発信では「誰に向けて言うか」という視点はめっちゃ大事です。

ここがはっきりしてるから、こちらのメッセージが画面の向こうの人に届いて、価値を感じてもらえるわけです。

つまり何か発信するときは「それは誰にとって価値があるのか」考えて、その人を見つめて言うことがキーポインツということです。

また次に発信するときは「それは誰に言おうとしてるのか」意識してみてください。

ここまでお読みいただきありがとうございました!

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