コラム(?)

好きなことを掘り下げた先で社会とつながる感覚

霜降り明星のラジオにゲストとして都市伝説の関明夫が出てる回を聞いていて思ったことがあった。

最初は都市伝説の話をずっとしていくのだが、途中で粗品が「競馬にもオカルトってあるんですか」みたいなニュアンスのことを質問したら、

「競馬って馬主のレースだから」

って答えてて、それで粗品が「おもろい、おもろいぃ」ってめっちゃ興味持ってた。

つまり、「オカルトチックに考えるなら、誰が馬主かによってどの馬が勝つか考えることができるかもよ」ということだと思うんですが、それで競馬好きの粗品が大興奮するという場面。

で、今回考えたかったのはここで、関明夫みたいに都市伝説とかオカルト方面に造詣が深いと、どっからでも話しつなげられるから面白いに決まってるということ。

一つを深く掘っていくと個人的な趣味になりすぎて狭まっていくように思いがちだが、実際はどこかで逆に広がっていく。

しばらくはこれって誰にも興味持たれないとか、こんなことしててもどうにもならない、と思ってしまったりするかもしれないが、

ひたすら自分の方向に突き進んでいれば、それを軸として別のジャンルに変換したり横断出来たりしてくる。

関明夫で言えば都市伝説で、でもこれが「じゃあ競馬も実はね」ってそういう方向に話を展開していける。

南米で会った日本人の方が、「へその下あたりに力をいれるとパワーが出るよ」と言っていて、「それってクンバハカですか」って聞いたんですね。

というのは、中村天風というヨガとか人生の話をしてる人が、いい感じに人生を生きていくために一つ提示してるものとして、ヨガから来てるクンバハカという動作というか姿勢があるので、それの話かなって思った。

そうすると、「中村天風知ってるの?」ってことで、かなり打ち解けたというか話が弾んだ。

その人は割とオカルトとか都市伝説にがっつり系で、僕の興味の範囲としてはそこまでかぶってるわけではないが、

でもそれまでに興味を持ったり学んだりしてきたものと重なる部分もあって、そうするとそこを媒介にしたコミュニケーションが始まる。

で、結局そうやって喋るのは楽しい。

それは自分の好きなことを話して喜ばれるってことで、だって、その人はその人の興味ある話で、僕は以前によく調べてたり深く興味を持って掘り下げていたテーマなのだから、じゃあお互い楽しくいい時間を過ごせる。

他でも最近よく思うのが、やっぱりみんな宇宙とか結構好きだったりする。

僕は子供の時に興味を持って大学院で物理をやってたけど、で、研究としては別にそこまで深くできたわけではないけど、とはいえ普通の人よりは知ってるわけで、

じゃあ大学院で物理やってましたって話から宇宙の話になったりすると、だいたい「もっと聞かせてほしい」って反応になる。

これも別にみんなそこまで興味ないやろって思ってたけど、それはこっちのチューニングが下手くそなだけで、

色々話していれば、こういう部分は面白がってくれるのか、とかこういう話が知りたいのか、ということは分かってくる。

しかもまた話それるが、例えば「エネルギー循環」みたいなパラダイムも個人的にはしっくりきてるけど、でも割とそういう考え方とか感覚が好きな人はちょいちょいいて、

そうすると、こんな話って意外とあまりできないものなので、そこで一気に盛り上がれたりする。

関明夫の話に戻れば、オカルト方面に突き進んでて、そんなんしてると煙たがれるように思えて、実はそれが社会と交差する部分があって、

そこまで突き進むと今度は逆に一気に自分のテーマと周りが興味あることが重なってくる。

トンネルを掘り続けてると、最初は一人でカツカツやってるだけだが、突き抜ければ、都市部につながった、みたいなことで。

で、あともう一つ言えるとすれば、これは他者への信頼感という話でもあって、つまり、自分がおもろいと思ってることを同じようにおもろいと思う人はちゃんといますよってことを、どれだけ思えているか。

結局、だれもこんなん興味ないからなって、適当に話合わせてても自分も面白くないし、周りもこいつなんやねんってなるわけで。

で、いろいろ自分がはまってることとかやってきたこととか思ってることを話してると、どの部分が周りの興味と重なるのか、感覚として分かってきて面白い。

もっといえば、これを推し進めると、今興味あることを毎秒ひたすらやり続けてると、そこに社会性が紛れ込んでくる。

つまり、そこに社会性が入ってくるぐらいに好きなことを深くやっていくというのが一番大事、めっちゃどこかで聞いたことある感じですが。

例えば、物理で言うと「場」の概念がめっちゃ重要で、重力で言うと、その物体の重みで空間が曲がることで重力が生じるって考えるけど、

【価値=電荷仮説】情報発信とは自分にとっての電場を構築することである

この前畑行ったときは、作物が育つのも場の流れとかエネルギーの流れで見ると明らかに違いが分かるって話を聞いて、たぶんそういうのって本当にある。

で、そうなったときに、物理やってたおかげですんなり入ってくるのと、もっと言うとそこに老荘思想の感じも個人的には好きで、

その人も「実はこれも老荘的な考え方なんですよね~」って言ってたんですが、そうなるともうそこで表層的なところからかなり深く入った話になっていく。

どんな話でも自分のホームというか個人的なテーマと結びついたものとして話出来てくると楽しい。

それは無理やり自分のフィールドに引っ張り込んできて話すってことじゃなくて、いくつかのテーマを掘り進めてるうちにどんどん根が深くなっていき、それが下の方で、自分から遠く離れたところにあるテーマやジャンルと結びつく、

つまり、こっちの守備範囲が広くなっていき、自然とその人の興味の範囲を包み込んでるぐらいのイメージ。

たぶんこうなるぐらいにやるのが勉強の面白さで、もっと言えば勉強というよりは自分のルートの探求とか自由研究みたいな言い方が近い。

で、それを各自でやっていけば、みんなが集合した時におもろいやんという話。

そういう意味でも自己実現と他者貢献の一致ということになる。

深く掘り下げられたテーマは普遍性を持つので自分の根幹で周りと関わることができるという話

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