学問・勉強・研究

勉強と精神世界とグランデ人間

こんにちは、高本です。この前アマゾン川らへんのジャングルで、人生初の猿肉を食べました。ジャングル度が高すぎて猿どうこうってより「肉うまぁ」って感じでした。ささみっぽい。

で、めちゃめちゃ話変わりまして、勉強についてw

僕は常々箱から出でよう、枠から抜け出して行こうって言ってるんですが、というかそう言ってるしそう思ってるしそう動いてるつもりなんですがw

これは「暇と退屈の倫理学」の本でも出てきたように、

(この本についての記事はこちらから。)
『暇と退屈の倫理学』要約・感想/五感を使え、楽しみの循環を巻き起こせ

人間は本来その探索能力を生かして世界を駆け回っていたわけです。定住生活するまではあちこち回って、そのセンサーで危機を感じ取ってそんな中で暮らしていた。

これが定住生活するようになって、精神世界のほうに行くわけです。それで文化が出来上がっていく。

であれば、人間の本来の力を発揮しようと思うと、物理的にも精神的にも枠を抜け出して、今いる世界を飛び出して、もっと外に出て行ったほうがいい。

そうするからおもろくなっていくし、そうしないとどんどん狭い世界に押し込められて、窮屈になって息苦しくなっていく。

人間本来のあり方からは離れていくし、だから生の喜びを感じられなくなっていく。

情報空間の枠を抜け出していくのが勉強

で、物理的にはそんなわけで今旅してるとも言えるんですがw精神的に外の世界に出ていける、そこを縦横無尽に駆け回らせてくれる、そんな営みが勉強なんですよね。

どんどんいろんなものに興味を持ってガンガン学ぶから、情報空間における自分の領域が領土が拡大していくイメージ。

だからもっと幅広く興味を持てるわけで、そうすればもっと学びたいことが増えてくるわけで、そうすると現実としてそこに行きたい見てみたい感じたいという欲求も出てくるわけで。

そうなればその精神世界の広がりが、物理世界の広がりに寄与してきて、その現実で五感を通して入って来たものからまた学びたいことが出てくる。

そうやって両面からアプローチしていくから加速度的に指数関数的に、自分を拡大させていけるということですよね。

そして

そのデカさ・分厚さ・グランデ具合が、そのまま人の器であり魅力である

と僕は思っておるわけです。

やればやるほどわからないことが増えていくので終わりはない

たとえば物理で言えば、何かをがっつり学んだり取り組んだりしたことある人は経験あると思うんですが、やればやるほどわからないことが増えていくんですよね。

ブラックホールを調べようと思うと、初めは教科書とか有名な論文を片っ端から読んでいくわけですけど、知らないことばかりだから読むのにめっちゃ時間かかります。

で、「全然わからんやんw」って思いながら何とか進めていく。実際は、その前に何を読むかというのをジャッジする時間があって、そこで今の自分に関係あると思うものを選んで読み進めていくんですよね。

でもそうやって選んだものを少しずつ理解できるようになってから、一番初めに切り捨てた本や論文をもう一回見てみると、そこに実はめちゃめちゃ重要なことが書いてるってことに気づくようになるんですよね。

「え、、これ全然関係ないことなかったやん」

「俺がこれを重要と思えるほどの実力なかっただけやん」

て感じで。

そうすると次はそれも読み込んだ方がいいことになるわけですけど、それがまた「全然わからん」になってくるわけですよね。

そうやってやればやるほどわからんことは増えていく。つまりこれで終わりもう満足っていう瞬間は来るわけなくて、一生どっからでも学べることはあるわけですよね。

今それに気付ける力がないだけ。
そこから吸収できる力がないだけ。
見えてないだけ。
大事と思えてないだけ。

で、その時間はめっちゃエネルギー使うけど、一旦それが落ち着いて後ろを振り返ってみると、どんだけ自分の世界が広がったか、領域を拡大させてきたか、パワーアップしてきたかってのが実感できるわけです。

世界が広がるとは、人と違う視点を持つということ

で、その自分で他の分野・ジャンル・世界を見てみると気づきがいっぱいあるし、関連することも山ほどあるし、そうなると他の人と違う見方ができることになるわけですよね。

たとえば物理でエントロピーという概念があるんですけど、簡単にいうとこれはその系がどんだけ散らかってるか、ということを表す指標です。

つまり整ってるとエントロピーは低いし、散らかってると高い。

で、エントロピーが低いほど、そこから多くのエネルギーを取り出せることになります。たとえばカオスだったらエントロピーが発散してる感じ。

これを考えると、部屋を片付けると勉強のモチベが上がることもわかるわけですよね。部屋が汚いというのは散らかっている、つまりエントロピーが高くそこから享受できるエネルギーが低い、つまりやる気が出ない。

だから部屋を片づけてエントロピーを下げると、その空間(場)から受け取れるエネルギーが大きくなる、だからやる気が上がる。そんなふうに考えられるわけです。

これと同じ発想で、清潔感というのも考えることができます。女性がよくいう清潔感というやつです。たとえば、髭をそれ眉毛を整えろみたいなことが言われますよね。

これもエントロピーで考えると当たり前で、髭も眉毛も手入れされていないというのは散らかってるわけで、つまり顔面のエントロピーが高いわけです。

だからそこから引き出せるエネルギー(=相手に与える印象)が低い。

髭も眉毛も整えられているのはエントロピーが低いので、相手に与える印象というエネルギーが大きくなる。で、これが清潔感があると言える、というふうに解釈できますよね。

なぜ学問はつまらないのか、という話

フィルタ―を強化すれば世界はもっと面白くなる

こんな感じでたくさん学んで自分の世界を広げてパワーアップしていけば、同じもの見てても、出力される情報が違ってくる。

世界を受け入れる時に通ってくる、その自分のフィルターが強化される。

そうするとそれは世界の見え方が変わるってことで、世界をよりおもろく生きられるってことになりますよね。

熱中できるものがなくても一ミリも問題ない説。順番が逆です。

違う言い方をすれば、面白そうな多くのことに気づけるということでもあって、そしてそこに躊躇なく飛び込んで、もっとエネルギッシュになった自分がそのパワーを周囲に届けていく。

それを受け取った人はエネルギーが高まり、さらにその周囲に伝染していく。そうやってエネルギーの循環を起こしていく。

そうすれば、

自分が勉強して興味の幅が広がって、多くの体験経験を経て人間としての厚み深みが増していくことが、そのまま日本中の世界中のエネルギーの総量を増やすことになる。

そんなことが巻き起こっていくわけですよね。

そしてエネルギーが循環するということはいつかは返ってくるわけで、それは人との出会いかもしれないし、経済的に豊かになることかもしれないし、もっとおもしろいイベントなのかもしれない。

そんなふうに人生をちゃんと遊んでいけば、死ぬ間際になって「あー、あっちのルートの方がおもろかったかなあ、、、」って思うことは無くなるんじゃないかということですね。

さらに言えば、このエネルギー循環の装置として最適なのが、情報発信でありそのメディアなんですよね。

自分の挑戦を伝えるメディアを持っていると強いという話

この情報発信という文脈においても、他の人と違う見方ができることは武器でしかないし、同じものを見ても別の切り口から語れるわけで、ジャンルを横断した発信ができるわけで、それはそんな人はおもろいに決まってますよね。

そんなわけでもっと学んで死ぬほどおもろい人生に突入していきやしょうって話でした。

学問における connecting the dots

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