こんにちは高本です。
今日は「ブログや文章を書けない問題はビッグアイデアが見つかれば余裕で解決する」という話です。
執筆とはビッグアイデアを見つけるまでで終わっているのである。
というかビッグアイデアが見つかればもう終わりなのである。
それを見つけるのが普段の生活ということです。
ビッグアイデアとはなんか引っかかるフレーズのこと
ここでのビッグアイデアとは、
「何らかのコンセプトや主張を表す特徴的なフレーズや命題」
のことです。
例えば、
「未完成を目指すべきである」
「自信のなさは客観的な実力をわかっていないことからくる」
みたいな感じです。
2個目ので言うと、僕は歌がめっちゃ苦手だったんですが、それは音楽の知識が無さ過ぎて自分が一番下手だと思ってたんですね。
でも楽器をやりだしてリズムとか音程とか仕組みがわかってくると、何となく自分のレベルはこの辺ってわかってくるわけですね。
「この曲のこの部分は音程とれてないけど、全体としてリズムのとり方は問題ないな」とか、
「キーが分かってないからぐちゃぐちゃになってるのか」とか。
ってなると冷静に今の実力を分析できるので、必要以上に劣等感を持つこともないわけですね。
「ここまでは出来て、これ以上は出来ない」というだけです。
ってな感じで、こういうアイデアがあればモリモリ書きたいことが出てきます。
「素」粒子の癖に数が多すぎ問題
例えば、物理で「超弦理論」というのがあります。
これは「素粒子は実はひも状になっている!」というものです。
この世界に存在する力は、4種類でして、現代の素粒子物理はこれをまとめて説明できる枠組みを探してるんですね。
で、3つはもうまとめて扱えることがわかってます。
ただ、重力が問題なんですね。
で、力というのは、その力を生み出すもとになる素粒子が存在します。
重力であればグラビトンなのですが、これが非常に厄介なのです。
そもそも素粒子の分野では、以前からあった問題として「数が多すぎやろ」ってのがあります。
全ての物質のもとになる「素」粒子と言っておきながら、20個とか出てきて「どこが素粒子やねん」というわけです。
「粒と思いきや実はひもだった」というアイデア一本勝負
もう一つ量子力学で不思議なのが、粒子性と波動性の問題です。
僕たちが生きている空間よりもっと小さい世界に入っていくと、素粒子は「粒でありながら波としての性質も併せ持つ謎の存在でした~」ということが明らかになっていったのです。
で、この辺をうまく説明する理論がなかったのですが、そんなある日、弦理論というものが打ち出されました。
これはその素粒子を「粒子ではなくて、ひも状のものと見立てよう」という主張です。
そして、ひもの振動の仕方によって粒子の種類が変わるというわけです。
そうすれば「すべての粒子はよく見たら実は全部同じひもでした~」と言えるのです。
今後いくら新しい粒子が見つかったとしても、「それは振動の仕方が違うだけ」と言い切ることができるというわけです。
そしてこれがうまくいけば、重力も他の3つの力と同じように扱えるのです。
ちなみに、重力を生むグラビトンという素粒子は輪ゴムみたいになってるのですが、他の3つはそれが切れて一本になったひもです。
逆に言うと、そのひもの両端をくっつければ重力を考えることができるわけです。
そんなわけでこの「超弦理論」は現在、統一理論の有力な候補として君臨しているのです。
ダラダラと物理の話をしてしまいましたが元の話に戻すと、
弦理論は「粒子と思っていたものが実はひもだった」というアイデアがすべてなのです。
それに基づいて数式をこねくり回しつつ理論として検証していくと、いろんな問題がスラスラっと解決されていくことが分かったというわけです。
実験は装置の技術的な問題で難しい部分もありますが、でもそのアイデアが見つかれば、後は間を埋めていけばいいわけですね。
その大きな構想に基づいて部分を検証していくのみです。
もちろんそれが大変だから世界中の物理学者が何十年もかけて取り組んでも解決してないわけですが。
ビッグアイデアという大きな方向性のもとに中身を自由に書いていく
で、これを無理やり冒頭の執筆の話に戻せば、
文章を書くことも大きなアイデアが一つ思い浮かべば、そこで8割ぐらいもう終わってるということです。
あとはその間はある程度自由に書くことができます。
そのアイデアをサポートするような話をしていけばいいわけです。
だからこのビッグアイディーアが見つかればもう余裕なんですね。
で、普段はそれを見つけるような生活をしているというわけです。
僕たちが普段やっていることは、この大きな着想を得るための活動なのです。
そしてこのビッグアイデアを打ち出して、中身は自由にするというのは、規則性と不規則性のバランスをとっていくということです。
1/f ゆらぎ的感覚なのです。
大枠の方向性だけ決まれば、中身はふらふらしても問題ありません。
むしろ中身はふらふらしたほうがいいです。
直線的に行けば予想を裏切ることはないでしょう。「そらそうですね」で終わることも多いでしょう。
よっぽど元のアイデアが意外性に溢れたものではないとダメでしょう。
でも中身をくねくねしていけば、その旅路を楽しんでもらえるというわけです。
というわけで、中身の蛇行具合は、全体の面白さを決めるのに大きく関係します。
▶ありあわせの素材と創意工夫で乗り切る「ブリコラージュ」という概念がおもろい
もちろん関係ない話をするのは逆走してるだけなので全然違いますが。
まとめ
というわけで、僕たちはビッグアイデアに気づける活動をしている思えばいいのです。
つまり、本を読んでても音楽を聴いてても youtube を見てても、誰かと話してても、その中で何か引っかかる命題やワンフレーズが見つかれば勝ちというわけです。
僕たちは切り口を手にしました。
あとはそれをもとに書き始めるだけです。
それは別に、弦理論のような「世界を変えるかもしれない発想」ということではなく、
「これをこう考えることでこれがスムーズに行けるのでは」
「この問題は解決できるのでは」
というちょっとしたものでいいわけです。
そしてそれが見つかればいくらでも書きたいことは溢れてくるのです。
ぜひ今日一日、そんなコンセプトや切り口を見つけようとして暮らしてみてください。
それでは、ここまでお読みいただきありがとうございました。
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