人生の軸のワークの統合はグラフの傾きに注目するのが一番わかりやすいです【Q&A①】
の続きです。
↑の記事では質問とその回答をまとめましたが、さらに追加で回答したのでその分です。
追加の返信
基本の方針としては先ほどもお伝えしたように、グラフの山と谷周辺のイベントを書き出したり思い返して、そこの違いと共通点を探っていくのがいいかと思います。
ワークシートの手順で言えば、ブレインダンプをして大量の回答を出していく段階があったかと思いますが、それについては違いと共通点を見つけていく手掛かりにするといいかと思います。
例として、僕がやった流れで説明してみます。僕のグラフは大体こんな感じになります。上が全体のやつで、下が大学からの部分だけ拡大したイメージです。
グラフの山と谷、その傾きの変化の要因に共通すること
小学校
まず僕は数年前まで小学生のころが一番楽しかったという思いがずっとありました。特に高学年のとき。僕はドッチボールとキャッチボールが大好きなのですが、毎日放課後夜遅くまでそんなことをして遊んでました。
門限もなかったのでみんなが 5 時ぐらいに帰った後 6 時半ごろまで門限ない組 4,5 人で真っ暗の公園で遊んで、ブランコに揺られながら小学生なりにちょっと深い話をしてたのが思い出です笑
中学校
そこからグラフ的には下がっていきます。で、こうやってがっつり考えるのを今までで2年ぐらい間をあけて2回ほどやったのですが、まず一回目はなぜ小学生の頃がピークで、中学高校となるにつれて下がっていったのか、違いと共通点を考えました。
ちょうど大学二年生の終わりごろでした。ちなみに、中学生になると塾に通い始めます。小学一年生のころから柔道を習ってたので中学生活はほぼ柔道と塾になります。平日は練習と授業で、休日は合同練習と試合と模試みたいな生活でした。なので 16 時に学校が終わって一時間だけ友達と遊戯王をして塾に行く、みたいな生活でした。
高校
高校は少し遠くて電車とバスで通っていたのですが、周りは大体自転車通学だったので、放課後友達と遊ぼうと思うと一人歩いてついていくことになり、しかも帰りも市バスを捕まえて帰ることになるので、めんどくさすぎてほぼ遊んだ記憶がありません。
大学
大学入学してからも真面目に授業受けて真面目にレポートやってたので、休みの日は家でゆっくり過ごしたいと思ったりして、友達に誘われても断ることが多かったです。
で、こういうことを思い返していくと、明らかに小学生から大学生になるにつれて、友達と遊ぶ時間が減り、勉強量が増えてたわけです。でもこの時は自分に遊びが足りてないとは一ミリも思ってませんでした。人恋しくなったりもなく、家で過ごすのが退屈だとも思ってませんでした。
でも好きなこととか楽しかったことをブレインダンプしたものを見てみると、キャッチボールだとかドッチボールだとか、柔道の行事で夏にキャンプ行ったり花見したり餅つきしたり流しそうめんしたり雪山登山したり公園でキックベースしたり、ということが大量に出ていました。
小学生の一番充実度もエネルギーも高かった時期と比べて今の生活に足りてないのは、明らかに誰かと楽しい時間を共有するということでした。それでもう本当に悟りを開くぐらいの勢いで「今俺に必要なのはこれやん!」ってなります。実際に悟りを開いたことないですけど。
で、それまでは真面目に授業受けて宿題もやってたんですが、人と関わる遊ぶというのをすべての中で優先順位一位にして過ごすことになります。実際にそうやっていろいろ動いてみると、どんどん日常が豊かになっていってる感はありました。
ここまでが一回目の統合というかワークしてみたやつです。あ、ちなみに理想の状態みたいなものも考えてたかもしれません。
理想の状態、理想の世界、ゴールの考え方の例
「過去、現在、未来を統合する」のイメージ
第三者の目を徹底的に排除して、最もそうありたい状態、金も時間も一切の制限がないとしたときに、何をしたいか考えました。
まずお金が無限にあったらどうするか考えてみると、その時はやっぱりいろんな国に行っていろんな服も買ってみたりして、、、とか想像しました。
でも結局それを一緒に楽しめる、その喜びを共有できる人がいないと意味ないって気づきました。
つまりその当時の僕がいきなり一億円もらっても楽しいのは最初だけで、その時は一緒にどこどこに行ってみよう、とかこういう遊びしてみようって気軽に言えるような人もぱっと浮かばなくて、つまりそういう理想とか未来の状態から考えたときに、同じ目的をもって時間や空間や感情を共有できる人の存在が僕にとっては極めて重要だと気づきました。
で、そういう存在は自由にお金を使えるようになって急に現れるわけではないですよね。
だから今自分の周りにいる人を大事にして、そんな将来を過ごしていけるようにしたいと思いました。そういう意味でも、当時の僕にとって最も必要なことは周りの人と過ごす時間をひたすら長くとっていくことになりました。
恐らくこれが過去の自分もそうありたい自分もいい感じに統合出来た状態だったんじゃないかと思います。どうですかね、これで伝わってますでしょうか?僕はこういうイメージで”統合“って言ってます。
統合してみてからの変化
で、このあと2年ぐらい遊んだり人と関わることを第一優先にして過ごすのですが、そこからグラフの傾きで言うと明らかにプラスになっていくんですね。
というかもはや小学生のころが一番楽しかったとは思わなくなりました。でも、それまでは例えば誘いの連絡が来たら誰でもどんなことでも即答で飛び乗っていってたんですが、そしてそれが一番大事だと思ってたんですが、ちょうど 2 年ぐらいたったころになんかあまり気乗りしないことが増えてきました。
僕としては、自分自身はそうやって遊ぶことで一番エネルギーが高くなると思っていたので不思議でした。で、もう一度人生の軸をしっかり考えてみました。
2度目のワーク
そうすると一回目の時には気づいてなかった小さな山や谷が出てきました。それが文理選択だったり浪人を決めたときの話なんですが、他には大学入学にあたって奨学金を借りるのですが、その返済額が何百万とかで、でも親はそんなこと言ってなかったわけです。
「どこでも好きなところ受けたらいいで」って言ってました。だから確率 50%ぐらいの国公立を受験したのですが、それだったらもっと確実に受かる学費の安いところもあったのになあと思ってました。
でも 2 週間ぐらいモヤモヤして、その時に自分が完全に人任せにしてたのがよくなかったって気づきました。ここからはお金のことはすべて一切を自分でコントロールしていかないとダメなんだと気づきました。
というかお金に限らず自分にまつわることはもう本当にすべて自分で責任を取っていかないといけないって腹の底から思いました。もちろん人に頼ることもありますがその結果どうなろうがそれはすべて人に頼った自分の責任である。そう考えていかないといけないんだと思いました。
でもその時、逆に言えば自分で責任を取りさえすれば何をやってもいい、本当に好きなようにやっていいし、やっていける。そう思いました。その時にこれからの人生が楽しみすぎてエネギーが上がってたんですよね。
それは 2 回目にブレインダンプした時に気づきました。これはその後統合する段階で抽象度を高めていくと「自分の感覚に素直に動いていい」という許しを自分に与えたことが、エネルギーが高まった理由だと気づきました。つまりこれも自分の内側から湧いてくる衝動に素直に動く、ということに関連しています。
あとはちょうど大学一年生の終わりごろ、やりたいことが分からな過ぎて、とにかく一瞬でも興味あったこと全部やっていこうと思ったときに、サークルをやめました。この時もエネルギーが上がっていたのを思い出しました。
サークルをやめるとただでさえ数少ない居場所がさらになくなってしまうわけですが笑、でも今の生活をつづけた先にこの 30 年後におもんない未来がとてつもない解像度で見えてしまっていたので、
そこを振り切ってやめることになりました。これも頭でごちゃごちゃ考えて制限せずに、感覚に素直に動けたからエネルギーが高まったんだと、統合のために違いと共通点を見つけていく段階で気づきました。
死生観的な話
例えば個人的なことに限った理想の世界とか死生観みたいなところで言うと、僕は毎日寝るときに「今日はいい一日だったなあ」って余韻が残るような過ごし方をしたいと思っていて、そうやって眠りについてそのまま目が覚めない、という終わり方を、なんとなくですが思い描いています。
山頂で出会ったおじいさんの話
本当に心の底からこんな気持ちで一日を終えられたのは今まで 2 回あって、一回目はこれはブログにも書いたんですが、友達と登山をした時に頂上で小柄なおじいちゃんに話しかけられたんですね。
その方はいろんな場所を歩いて回って転々としてるようだったんですが、すごく優しい雰囲気でそこでちょっと喋っただけなんですが「今日泊っていくか?」言ってくれたりして。
レンタカーの都合もあったのでこちらも半分社交辞令的に「また来ます!」って返事したんですが、それに対しても「僕もいつまで元気かわからないから早い方がいいよ」って正面から受け取って答えていただいて。そのあと家に帰ってから「めちゃめちゃいい一日だったなあ」って思って「もっと人生でこんな日を増やしていかねば!」って思ったわけですね笑
夜中の鳥取砂丘の話
もう一つは僕が遊びを増やしていこうって思ってた時期にたまたま地元の友達と久しぶりに会うことがあって。夜中の鳥取砂丘の星がきれいだということで。それを見に行こうと夜に出発したわけです。
でも集合でぐだって、到着したらもう完全に夜が明けていて全く星どころじゃない。しかも大雨で誰も人がいない。でもせっかくだから砂丘登って上まで行けばきれいな海が見えるということで、ちょっと雨が止んだ時にドロドロになりつつ登るんですが、上まで行くと雲で何にも見えず。仕方ないから引き返してきて地元のおっちゃんにおすすめの店を聞いていってみると 800 円で山もりの海鮮丼が食べられるとのこと。
で、行ってみるとおいしかったんですが切り身が多すぎて途中で気分悪くなるぐらい。それでもみんなで必死で何とか食べて帰ってくるんですが、その日もやっぱり寝るときに興奮が収まらなくて心臓がどくどくして「またこんな日を過ごしたい」って思ったんですよね。
こんな日を過ごそうと思うと
何の話やねんと思われたかもしれないんですが笑、でもめっちゃ大事な部分で、こんな日を増やしていこうと思うと、毎日人に与えられたことをうっすら疑問に思いながらそれを押し殺して淡々と過ごしていく。こんなことをしていては実現されようがないなって思うんですね。
つまりこれが理想の未来で理想の世界だとすれば、今それが実現されない原因とか要因とか障壁として、「感覚に素直に動けない、やりたいことを理屈で否定する、頭でっかちになる」とかこういうのが浮かび上がってくる感じですかね。
そうすると僕の中ではこういう部分と格闘していくそこに打ち勝っていくことが軸にあるし軸であるし軸になってくる。そういう流れで統合されていったんだと思います。
これも僕がこの方法でうまくいったということであって、Kさんにとってベストな統合の方法かは正直分からないです。でも粘り強くやればどこかのタイミングで「もう絶対これやん!」ってのが訪れるはずです笑
まとめ
だからポイントとしては山と谷、もしくはその傾きが変わるところで起きたイベントを全部洗いだす。で、その違いと共通点を探っていく。
そのときにどの角度からそのイベントを見ていくか、どの部分に焦点を当てていくか。その切り口として、理想の未来とか、好きだったこととか、エネルギーを費やしてきたこととか、好きな大人とか、そういうものを抽象化して、同じ要素がそのイベントでも起きてないか調べていく。
マニュアル的に言えるのはこんな感じでしょうか。ぜひもう一度これでやってみてください。そしてうまいこといけそうだったらその時はまた教えてください。あ、うまいこといかなくても質問してくださいね笑
高本
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