こんにちは高本です。
今日は、「ブルーロックに学ぶ、人生レベルで自分の成長を妨げる内面的な課題のイメージ」というテーマです。
僕は自分の人生の調子を左右する抽象的で内面的な要因を根本原因と呼んでるんですが、ここに対する理解が深いほどどんな時にどんな選択をすればいいか、というのが分かってきます。
外さないというか、むしろそれ以外の選択をすればそっからしばらくはエネルギー爆下げするだろうという予想がつく感じです。
というわけでなかなかに大事な概念なんですが、最近ブルーロックというマンガ読んでてこの根本原因のイメージを掴むのにめっちゃいいやん!と思ったのでぜひとも紹介しておこうというやつです。
それでは早速。
人生のと調子に直結する根本原因とは
そもそも人生の軸を見つけるのは自分の物語を再構築してどの方向に進んでいくを決定する、というイメージなんですが、物語には大事な要素が二つあります。
それはゴールと葛藤です。物語は、主人公がゴールを目指す中で現れる壁や葛藤とどう向き合い乗り越えていくか、というものです。
だから人生の軸を見立てる際にもこの2つの要素は絶対に抑えておきたいわけです。むしろこの2つが明確になった時点で方角が定まるとも言えます。
で、その考え方をまとめた↓の記事ではこのゴールのことを「理想の世界」、葛藤のことを「根本原因」と呼んでるわけです。
つまり「根本原因を解消する、もしくは高めていく中で理想の世界や姿に近づいていく」、という形で自分の人生を捉えるわけです。
根本原因が抽象的で内面的であるとは
で、この根本原因というのは元々は物語における主人公の葛藤から来てるので内面的で精神的なものになってきます。
分かりやすい例で言えば、「お金」みたいなことではないわけです。
だってお金を持つことがそのままイコール理想の状態にはならないですよね。お金を手にしてすべてが満たされた主人公見たことないです。
それよりもっと自分の成長や向上、人間としてのパワーアップに関わるものになってきます。そしてさらに抽象度が高ければ高いほどいいです。
生活習慣病の原因は生活習慣にまとめられる
根本原因の抽象度というのは、生活習慣病みたいなことです。生活習慣病を引き起こす根本原因は生活習慣です。
つまりそれが引き起こすあらゆる病気に関して、一対一的に直す方法を考えるのではなくて、全てをひっくるめて生活習慣を病気の原因に設定したわけです。
だから生活習慣病に限れば、生活習慣を気にしてれば健康であり続けられる、ということになります。
ワークではこれと同じことをやるわけですね。自分の人生のグラフを書いて充実度の高低に大きく影響を与えたイベントを書き出します。
で、そのすべてに関係する要因を引っ張り出してきます。これが根本原因ですね。
だから生活習慣病における生活習慣と同じように、
あなたの人生における根本原因にさえ気を付けていれば、あなたの人生は全体として健康でい続けられる
というわけです。
ブルーロックの主人公の根本原因は「自我(エゴ)」
で、根本原因とはそういう者なんですが、これをもっと具体的に分かりやすいものとして「ブルーロック」という漫画を最近読みました。
前から聞いたことあったんですが、まだ読んでなくて、この前たまたまアメトークで「ブルーロック芸人」をやってたので、それなら先にと思って読みました。
もちろん内容は面白かったんですが、この根本原因の説明としてめちゃめちゃいいやんってなったわけですね。
というのは、まあ一旦ちょっとこの漫画の説明をします。
これはサッカーの漫画なんですが、今の日本代表は得点力が低すぎる、ということである施設に200人の高校生が隔離されます。この施設の名前がブルーロックですね。で、その目的は最強のストライカーを育てること。そこで激しい競争や試練が待ち受けてるわけですが、そこを耐えきって勝ち抜いた一人はどう考えても最強のストライカーでしょ、という感じで物語が始まっていきます。
つまりこの漫画の主人公のゴールは「競争に勝ち抜いて最強のストライカーになること」ですね。
ストライカーとしての成長です。だからそんな風に変化したいわけです。でもじゃあそうなろうと思ってすぐになれるわけではありません。理由があるわけです。
それが主人公の人生における根本原因ということですね。じゃあこの漫画ではそれ何かというと、施設側はしきりに「自我(エゴ)」という言葉を使います。
メッシとかクリスティアーノロナウドとか、トップ中のトップのストライカーたちはみんなエゴが強いのだと。
だからゴール前で周りきょろきょろして味方にパスするような奴はカスだと言ってくるわけですねw
ということで、主人公もだんだん自分にはエゴが足りないのだと気づいてきます。
そもそもこの主人公は全国大会がかかった予選で、ゴール付近で自分がパスを出したチームメイトが盛大にシュートをミスって負けてるわけです。
というのもあって、「もっとエゴが必要だ!」みたいになっていきます。
つまりこの漫画では根本原因として「自我(エゴ)」が設定されてるんですね。「エゴを高めていくことで、最強のストライカーになれる」というわけです。
逆に言えば「今そんな自分でいられていないのは、エゴが足りないからだ」ということ。根本原因とはそういうものです。
もしも根本原因が「俊敏性」や「シュート力(筋力)」だったら
ちょっと話ずれますが、漫画のコンセプトは結構ここで決まってたりします。
これもサッカー漫画ですけど、このゴールと根本原因を変えれば違う漫画になりますし、根本原因を変えるだけでも違ってきますよね。
というか、抽象的で精神的な内面的な問題意識が根本原因と言ったのは、例えばこの漫画で言えば根本原因が「俊敏性」とか「シュート力(筋力、パワー)」とかだったらどうなるか想像してみると面白いですよね。
僕はサッカー詳しくないのでこの例えが大いに的を外してる可能性もあるんですがw、仮にこれが最強のストライカーになるための障壁だと設定されていればどうなるのか。
多分全然おもんないですよねw
「走りまくって筋トレしまくったら最強になりました」で終わります。うっすい話です。
もしこの設定で面白いものになるんだとしたら、そんなトレーニングをする中での心の動きが確実に出てきます。
例えば「本当にこのトレーニングでいい選手になれるのか」と疑念を抱くもそれを押しのけて自分が信じた道を突き進んでいくだとか。
その場合は「信念」が根本原因になってきます。自分を信じて貫く力を高めたから最強のストライカーになれた、というわけです。
そうであれば主人公の信念が問われるイベントがいっぱい出てくるはずですね。それが面白い展開を生んでいきます。根本原因とはそういうものです。
抽象度の高い概念や価値観から降りてきたものとして、具体的なアクションがあるわけです。走りまくるのも筋トレしまくるのも自分の信念に沿った振る舞いとして結果的に出てくるものです。
ブルーロックなら「エゴを高めたい、高める必要がある」と思ってるからそうあるための振る舞いがプレーに表れてきたりします。
まとめ
というわけで、今回は「ブルーロックに学ぶ、人生レベルで自分の成長を妨げる内面的な課題のイメージ」というテーマでお送りしました。
人生というのは自分が信じた物語に沿って進んでいきます。だから人生の軸を見つけるのは物語を再構築すること。
そして物語にはゴールと葛藤があります。人生の軸においてはその葛藤が根本原因ということです。
つまり精神的で内面的な自分の課題や問題意識です。
その例としてブルーロックが非常に分かりやすかったので、今回紹介しました。
ブルーロックにおいては最強のストライカーになることがゴールで、それを妨げるもの、解消すればゴールに到達できるものとして「自我(エゴ)」が設定されてる、ということでした。
一巻読むだけで分かると思いますw
ブルーロック(1) (週刊少年マガジンコミックス)ぜひ、あなたの人生における根本原因は何なのかについても、考えてみてください。
手を動かしてがっつり見つけに行きたい場合は、こちらの記事か
コミュニティではワークシートも配ってるので、そちらも活用してください。
それではここまでお読みいただきありがとうございました!
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