カイエとかプロポ的に書く。
一番最初は何を書くかしっかり考えて構成をイメージしてから書き始めていたが、それよりも今書きたいことをただひたすら書いていき、それらのいくつかが後からくっついて一つの塊となるような書き方。
能動的な「書く」よりも「書かれる・書かされる」というか、書かされてようやく書きたかったものに気づくようなイメージ。
それはヴァレリーやシモーヌ・ヴェイユのカイエとかアランのプロポになるのだろうか。
例えばヴァレリーは毎朝カイエと呼ばれるノートにその時々の思索を書き散らかしていた、それはそのまま「カイエ」として出版されていたりする。
そこで思案されたことがまとまった形で本になってることもあるのかもしれない。
アランもプロポと呼ばれる小論文を確か新聞に掲載していた、先に決まった何かが特にあるわけでもなく、その時ごとに考えていたことや気になっていたことが書かれる中で、それらを部分として組み替えて『幸福論』という全体になった。
この形での作られ方がよく気になる所で、何がそんなに気になるのか分からないが、恐らく一つ上げるとすればその持続可能性になるだろう。
あらかじめ構造を決めて全体を決めて作り上げるのには非常に大きなエネルギーが必要になる、文字通り全体を作るには、それを支える部品が必要であり、全体側の構造や構成を膨らませて考える段階では、部品は生み出されない。
でも、全体無しに部品を作り始めることは出来ない、ではどうなるのか、全体を考えている間は何も生産されないのである。
全体が決まるまで部品の制作に取り掛かることは出来ず、逆に部品を作り始めるところまでがすべてであとは作業的に進んでいく、
つまり、制作者にとってのわかりやすい成果は全体が決まって作り始める瞬間からであり、それまではゼロとなる。
作り始めれば徐々に完成に向かって出来上がっていくが、そこに到達するまでは長いゼロを耐えねばならない。ここが、日常的に取り組むうえで大きな壁となる。
全体を構想するのにどの程度時間がかかるのか、想定通りにはなかなか進まず、しかも最後まで構想できずに終わることも少なくない、
そんななか実際に作り始められるところまで待つのは難しい、その間何か生み出されている体感がないから。
生活に組み込むうえでは、なるべく一定のリズムで分かりやすい成果を感じられることが重要で、成果というよりも生み出された感。
日々何かが安定的に生み出されるからこそ続けられる、というよりもこの「生み出すこと」に気持ちよさがあって、それを感じられることがそれをやることの根底にあるのだから、毎日それを自分に感じさせてあげられる設計が望ましい。
となったときにこのカイエやプロポの形は有力である。
とにかく毎日書く、何でもいいから書く、今考えていること、頭に渦巻くことを書く。
でもこの時ただのメモではなく、一つのまとまりとして、豆論文として、提出可能な形として書く。
何なら提出する場すらあることが望ましい、実際の提出は毎日である必要はないが、自分が気持ちよく続けられる一定のペースで公開していく。
▶練習とか準備とかではなく提出可能な運動の連続としての日々を過ごすという話
そうして書かれたものは、そのときの気分によって散らばっているように思えて、実際にやってみるとそこにいつでも共通するいくつかのテーマがあることに気づく。
それは大きなテーマもあれば、さらにそれを構成する小さなテーマがありもする。それらに気づいた時、初めてそれを軸に関連したものを抽出して組み替え、論立てすればいい。
こうすれば、日々書くこと作ることの喜びを感じられ、生活のリズムに巻き取ることができて持続可能的であり、かつ統合し体系立てられるテーマが自然と見つかり、大なるものへと昇華させることもできる。
▶カフカのノートの断片もマゼランの航海記録も岩倉使節団の報告書も本になるのだから何でもありですよねと言う話
▶【楽なブログ記事の書き方】「更新しよう」と「書こう」は異なる
現在、やりたいことや没頭できることがなく、でも何からやればいいかわからないという、人生と向き合い中な方向けに
●客観的な幸せや豊かさではなく、自分のコアや方向性を見定める
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