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正しいことを言おうとしてブログを書けない人にソフィストと芸人の共通項を語りたいという話

こんにちは、高本です。

今回は「正しいことを言おうとしてブログ書けない問題」について考えてみます。

情報発信をしていく中で、自分は今頓珍漢なことを言ってるのではないか、と思って文章を書けなくなることがあります。

「もっとすごい人から見れば、全然わけのわからないことを言ってるんじゃないか」

という感じで。

でも僕たちは学者でありたいわけではないので、客観的な正しさを追求する必要はありません。

あなたのコンテンツを必要としているその人にとって、正しいものであればいいわけです。

で、これはある種芸人と同じことをやってるんですね。

そんな話です。

ソフィストと芸人は同じ説


よく情報発信できない理由として、文章を書けなくなる理由として、

「正しいことを言わないといけないと思ってしまう」

というのがあります。

何か主張するには根拠が必要なわけですが、そこに客観的な正しさがあるのか、考えてしまうわけです。

でも僕たちは科学や哲学の歴史を動かしていきたいわけではないですよね。

ゆるぎないものとされるロジックを積み上げていく必要はありません。

間を矛盾なくつなぐことができればそれでいいのです。

そうです、屁理屈をこねるだけなのです。

もちろんその人に伝えたいことはあるわけですが、それは客観的な正しさを主張したいのではなくて、

「なるほどな~おもろ」って新しい視点やフィルターを獲得してもらえればそれでいいわけです。

その眼鏡をかけて世界を見たときに

今までと違ったものが見えるようになれば、
これまでスルーしていたものの面白さに気づけるようになれば、

それでいいのです。

そしてソフィストがやっていたのもこういうことらしいんです。

彼らは客観的に正しいことではなくて、「これってこうやって言えますよね?」ってことを言ってたようです。

そこに反論が来ても、「でもそれに関しては結局こうだから、つまりこういうことですよね?」って、

それっぽい理屈を通すことをやっていたわけです。

そして周りの人はそれを見て盛り上がったりしていたわけです。

芸人のトークとブログにおける主張は同じ?


そうなると次はこれって芸人と同じですよね。

あってる間違ってるじゃなくて、見てる人に「たしかにそうやけどw」って思わせられるか。

突拍子もないことを宣言して、でもそこに正当性があるような理屈を並べられるか。

例えば昔ガキの使いのトークコーナーで、視聴者からの質問に対して松本人志が即興で答えるというのがありましたよね。これも同じですよね。

「松本さんは天狗の鼻を掴んだと聞きましたが、どんな感触でしたか?」

って聞かれて、

「いやそれはね~~~」

って答えるわけです。

それをいかにそれっぽく臨場感たっぷり話すか、というのがおもろいわけです。

これは完全な嘘から始まってますが、僕たちがやろうとしていることも大きくは変わらなくて。

もちろん適当にべらべら喋るつもりはなくて、ちゃんと自分の中ではそうだと思ってるから主張するわけですが、

その始まりの時点では受け手には突拍子もないことに聞こえます。

でもその結論までの筋道を見事に華麗に繋ぐことができたときに説得力が生まれて、それを読んだ人にとっては真実になるということです。

だから心が動いて考えが変わって行動が変わるわけですよね。

つまり誰にとっても正しいことではなくて、今読んでるその人にとっての正しいことであればいいのです。

そうするとこれもまた結局じゃあ誰に語ってるのか、ということになってきます。

あなたの話を聞いてる人のことをどれだけ理解しているか

誰が見ても正しいことは科学の領域になってくるわけですが、特定の人が正しいように感じるということは、

その人が置かれた具体的なシチュエーションをどれだけ把握しているか、ということになります。

「こんな人に向けて書いている、そしてそんな状況の人にとってはこれが答えになり得る!!」

と思って書くわけです。

例えば、悩みや問題を抱えた人に向けて書いてるのだとすれば、

「そんな特定の状況の人にとってはこれが劇薬になるだろう」

と思って書くわけです。

ちなみにこの入り口の突拍子具合はそのまんま意外性なので、コンテンツでも会話でも最初の入りとしてはここがすごい大事です。

そういえばYouTubeでこんな動画を見ました。

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ちょうどダウンタウンの話になったので、しかも今回の話とそこまでずれてないんですが、

この動画で浜ちゃんは

「俺がまず最初こんな感じのやつですと自己紹介して、あとは松本が面白いこと言えばいいんやから」

って言ってるんですね。

45秒と、1分39秒のところだけ見てくださいw

これ今の話と同じですね。入口は意外性のあることで引き付けて十分興味を引いた後で、中身の面白さをぶつける。

今回の話で言えば屁理屈トークをかますわけです。

それで「うわそういうことか」ってなれば、それは interesting 的な意味でおもしろいコンテンツです。

本当に正しそうなことは辞書やwikipediaに任せればいいので、

僕たちはいま語りかけているその人に

「楽しく面白く、かつ問題解決までのぐちゃぐちゃだった道筋がきれいな一本道になったように」

感じてもらうことが役割なわけですね。

まとめ

今回は、「正しいことを言おうとしてブログ書けない問題」を考えてきました。

究極的には僕たちがやろうとしていることは、ソフィストであり芸人と言えます。

誰にとっても正しいことは求められてません。

あなたの目の前にいるその人が「ほんまにその通りやわ」ってなるように、全精力をつぎ込めばいいというわけです。

つまり

臨場感たっぷりに、愉快に、抜群の説得力を持って伝えればいいのです。

というわけで、今回は以上です。

ここまでお読みいただきありがとうございました!

人に価値を感じてもらうために必要な変化とは。

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