人生の方向性

人生の方向性が分からなくて焦ってる時でもニコニコしておきたいという話

焦りはよくない、焦ってしまうものだがよくはない。

例えば人生の方向性とかやりたいことが分からない時、すぐに答えが欲しいので、「じゃあこっから3か月のマンツーマンコーチングでやっていきましょう」などと言われると、

「そんなんええから一番大事なとこだけさっさと教えてくれや」って思うのだが、僕もそういう話をするとなると、3か月とは言わないまでも1,2か月じっくり時間をかけたほうがいいとは言うかもしれない。

でも当時ならそんなに待ってられないので「じゃあ他の探すわ」となっていたはず。

で、何を言いたいのかと言うと、この両者にはやっぱり隔たりがあって、今日何をしていいか分からない時にはそんな3か月も待ってられるかボケって思うもので、

特に僕は大学の4年が終わるまでに人生をかけられそうというかこれを今回の人生の中心に据えるというような軸が必要だと思っていたので、

といっても「人生の軸」みたいな概念すらももちろん知らないので何に対する不安なのかもよく分かっていなかった、

なので一生焦ってるわけで、だから3か月とか言われても「はあ」って感じで今日いけるやつ教えてくれってなるのが普通。

一撃必殺を探し求めてるときの顔は恐い

この時に2つ考えたいことがあって、まず一つはじゃあ今僕はこの問題についてどう思うかと言うと、それだけ時間をかけないといけませんよという意味で「3か月やっていきましょう^^」って言って来る奴はどうでもよくて、

つまり「そんだけ時間をかけないと絶対無理なんですよ」は嘘なので無視してよくて、この3か月という文言については、

「毎日いつも『今日一撃で劇的に状況を変える何かに出会わないといけない』という切羽詰まった怖い顔してるなよ」って意味だと捉えるのがいいと思うのです。

「人生で何をすればいいかわからない」そんなときに考えてみたいことと根本からの解決策

そんな恐い顔して必死になってもしんどいというか、まあこう言うと精神論チックに聞こえるかもしれないが、そうではなくそんだけぐぅーっとなってるということは人生の方向という問題と距離が近すぎてめちゃめちゃ視野がせまくなってるってことなので、

日常の中での取りこぼしが結構増えてしまいかねない。

というのは例えば自己啓発本とかビジネス書にかじりついてそれ系の動画に夢中すぎて人の誘いを断ったり、思想をこねくり回してずっと家に籠ってたり、意味あるかどうかが先に来て軽い気持ちで何かやってみることが無かったりと、

何か変化が起きたかもしれない一つ一つの切っ掛けを無視してしまうかもしれないということ。

ニコニコしつつ、

といっても本当に深刻な時はそのことだけを考えたくなるものなので仕方ない部分はあるのですが、だから一旦ニコニコしておくというのがいいです。

例によってまたお笑いの話ですが、m-1とかキングオブコントなどの賞レースは、必死でそれだけを目指してる人は意外といい結果が出ないっていうのがあるんですね。

これはバイアスももちろんあるとは思いますが、SNSとか趣味の方も充実していながら、でも漫才も一生懸命頑張る、という方が近年はいい結果になっていがち。

例えば、ネルソンズというトリオの背の高い青山氏はネタを作ってるが、学生時代からバリバリレスリングをやっていて、キッズレスリングのクラブも運営してたりする、

完っ全に最近ちょうどよく見てたから名前を出しただけなのですが、前向きなフルコミットと焦りからくる必死の形相は大きく異なる。

というのもあって、所ジョージはニコニコしとけとか「ペンキぬるにしても周りがやってみたいと集まってくるぐらい楽しそうにやっとけ」ってよく言ってたりする。

今日一日を謳歌する能力が異常に高い男、所ジョージの名言にあやかるやつ。

だからさっさと何とかしたいのはもちろんなうえで、でもそんなすぐには解決されない日々においては、

「とにかく今やってることを楽しそうにやる」「目の前の人とニコニコ話する」がちょうどいい距離感で、

これを大大前提としたうえで、つまり、「三か月ぐらいかかるもんなのか~とりあえず今やってること楽しくやっておこう~」というのを100%受け入れたうえで、そのうえで、

「その三か月を圧縮凝縮して、一晩で解決してやろう」と決心すればいいのです。

数週間後の明るい姿が見えればそれまで余裕で待てる

つまり、本当は一晩で頑張れます。

いや、厳密には、一晩で「めっちゃ何とかなりそう!」という確信だけ得て、実際に腹落ちするのは1,2週間後とかになるのがよくあるパターン。

でもこの数日は全然待てる、なぜならもうあとはこの方向に考えていけば答えが出そうってわかるから。

一日でブレインダンプやり切って、あとは自分を爽やかにさせる、またはそれによって妨げられる要素を抽出すればいいだけになる、

ここからは納得感だけの問題なので、毎日「こういう言い方でまとめれるか」とか「このニュアンスは絶対入ってくるな」「あとはしっくりくる表現だけ考えてみよう」とか。

で、あるとき「え、これやん!!!!」っていう第一次悟り選手権優勝の日が来るわけですね。

これはただ漠然と「時間かけていきましょう^^」って言われるのとまったく違っていて、三か月後に本当に何とかなってるのか分からないまま危機感しかない僕たちは三か月も耐えられるわけがなくて、

だから一晩であと数週間あれば絶対何とかなると確信できることが極めて重要なのです。

というわけで、一日だけフルパワーでブレインダンプして、あとは腹の底から自分の人生の解釈に納得できるタイミングまでニコニコしていればいいのでした、おしまい。