精神面を整える

真面目な人にこそ大事な不真面目さ

真面目に生きてると、不真面目な人がちょっとうらやましくなることもあると思う。

「なんかあっちの方が楽しそうじゃないか」

って。

僕もそんな風に猛烈に思ったタイミングがありました。

で、意識的に不真面目さを取り込んでいったほうがいいなと。

その方が人間として厚みも深みもおもしろみもモリモリになるなと。

ここまで真面目で一生懸命にやってきたなら、不真面目なエッセンスをちょこっと入れるだけで絶対おもろくやっていけます。

これはほんまにそう思う。

今回はそんなテーマです。

戦略的不真面目のすゝめ

まず、僕の主張としてはたった一つ。

「戦略的不真面目のすゝめ」

真面目な人は不真面目成分を取り込むことで、人間としてより成長していけるんですね。

じゃあ真面目って何かって話です。僕はある時気づいてしまいました。

真面目=感情を無視すること

真面目ってのは、自分の感情を無視する振る舞いです。

ご自分でも考えてみてもらいたいんですが、どうでしょう。

いわゆる世間から見て真面目に行動していた時、それは本当に心から自分がやりたいことでしたか。

僕はそうではなかったんですよね。

入学早々1週間大学を休んだ友達

最初のきっかけは大学入学直後の4月。ぼちぼち何人か友達もできてきたころ。

その日も普通に授業を受けてると、ある友達が来てませんでした。

「あれ、○○今日休み?」

僕が聞くと、

「4日ぐらい遊びに東京行くらしいで」

って、返事が。

・・・?

「うそやろw」

衝撃でした。

真面目だった僕からすると、まだ大学生活に慣れていく段階。

授業始まって2回目ぐらいのタイミングでほぼ1週分休むって考えられませんでした。

こちらはとにかく、学生生活の雰囲気をつかもうとしているというのに。

その後、その彼とも仲良くなり喋っていくにつれて

「なんかあいつのあの感じええな~」

と思うことも増えてきました。

彼は一般的な大学生の基準で言うと、不真面目ということになります。

授業受けてなかったり、課題を出してなかったり。遊ぶことばかり考えていたり。

でもそんな彼のどこにそんなに魅かれているのか考えてみました。

「自分の感情を優先してるから」

なんですよね。

やりたいことを優先してる。自分のそのやりたいっていう感覚と一致した行動をとってる。

感覚と行動を一致させるということ

当時の僕はどうだったかというと、「ちょっとあれやりたいな」「おもろそうやな」っていうことがあっても、

「授業あるから」
「課題あるから」
「テストあるから」

と、やる必要があることをやっていました。

もちろん大事だし、「真面目だね」とも言ってもらえます。

でもこっちの気持ちとしては、別にそれやってても楽しくはない。

言われたことをやってるだけで、自分が今どうしたいかっていう感情を無視してるから。

自分の内側にあるものと向き合ってないから。

だからおもしろくない。

人に言われてやってる時点で、100%自分が楽しいことというわけにはいかない。

真面目な人は考えることをサボっている

本来は毎回あらゆるタイミングで、

・自分がどうしたいか
・どういう気持ちになっているか

これを判断していくものであって。

僕も含めて真面目でやってきた人は、そこで考えることをサボってるわけですよね。

人に言われたことやるほうが楽なんですよ。考えなくていいから。

真面目(=考えない)っていうのは、物理で言うところのポテンシャルエネルギーの低いところですね。

 

レナード-ジョーンズ・ポテンシャル - Wikipedia
(レナード-ジョーンズ・ポテンシャル – Wikipediaより)

低いところが安定するんです。そこに落ち着くようになってるんです。

この図で言うと横軸が3.8ぐらいのところですね。ここに真面目ポイントがあるわけです。

僕たちのような、日本の教育ど真ん中で来た人はこうなってしまうんです。

気を抜くとよくない意味での真面目状態になってしまう。一瞬で。

真面目と不真面目の統合

普通に振舞うと真面目になる人が、一回一回考えて意識的に判断する。

それは場合によっては不真面目ともいわれる振る舞いかも知れないけど、でも自分の内側に問いかけてみる。

そのステップが大事だと。そういう話でした。

これは普通に生きてれば真面目になる人だからこそ意味があるわけで。

普段からサボるのが通常状態の人は、それはただのだらしない人。

つまり真面目と不真面目の統合にこそ意味があるわけですね。

アウフヘーベン的なやつです。

対極の概念を統合するからこそより高次のところまで行ける。

つまりより高いエネルギーを備えた人間になっていけるわけですね。

だから毎回ちゃんと判断しよう。ちゃんと向き合おう。適当に生きるのやめよう。

っていうことですねw

戦略的不真面目とは、

たとえそれが今までの常識で言えば不真面目であろうとも、自分の感覚に素直に動いていく。毎回そのジャッジをサボらないでエネルギーをしっかり費やす。

そういう態度でした。

それが感覚に従うっていうことであり、感覚と一致した行動をするっていうこと。

毎回ちゃんとおもろい道を選んでいこう。選べるように意識していこう。

そんな話でした。

つまりゾロリ

ここまで書いていると、ふとゾロリを思い出しました。

そうです、あのキャッチコピー、

「まじめにふまじめ」

これに今回のすべてが集約されてますね。

つまりゾロリになろう。そういうことです。

ここまでお読みいただきありがとうございました!