精神面を整える

環境に左右されない強さをどう身につけるかという話

こんにちは高本です。

今回は「環境に左右されない強さをどう身につけるか」というテーマでお送りします。

どこにでもサッカーゴールがある国


少し前にペルーとコロンビアに行ってたんですが、どんな場所にもサッカーゴールがありました。

広場的なところにはもちろん、町から外れた小さい村にも木が3本コの字になって地面に刺さってました。

ベこべこのボールで遊んでる子供たちもいたり。

すごい坂道にある家の男の子が出てきてリフティングしてボール転がってお母さんに怒られてたり。

ボールと2本の木があればできるわけなので、小さな村に行くほどみんなサッカーしてました。

で、そんなことを思ってるときに、ティクナ族という先住民の集落に行く機会がありました。

アマゾン川にある町からガイドの自前のボートに乗って川沿いのその村に移動します。

最悪のコンディションで当たり前みたいな顔してプレーするティクナ族の青年たち


13世帯80人ぐらいのコミュニティでした。

端から端まで歩いて5分ぐらい小さい村なのですが、真ん中のスペースにゴールが2つあって子供たちはそこでサッカーをするわけです。

で、昼過ぎ頃釣りとか仕事に行ってたお父さんや青年たちが帰ってくると、彼らのガチサッカーが始まるわけです。

その日は途中でおもっきり雨が降ってきました。

グラウンドぐちゃぐちゃで、しかも元々のコンディションももちろんよくないのでカオスなんですね。

パス出したボールが全然転がらなかったり、わけわからん跳ね方してすぐ横の川まで飛んで行ったり、スパイク履いてやっとちゃんと走れるぐらいです。


でも彼らは別に普通にプレーしてます。その環境でドロドロになりながら淡々とプレーして楽しんでます。

で、それを見たときに「そら日本人アウェーに弱くなるわ」って思うわけですね。

だって日本代表のことは分からないですけど、小学生の時ですらこれは流石に試合にならないって止めるレベルです。

でも向こうでは、まあこんな日もあるかぐらいの感じでやってるわけです。

ってなったら、特別いいわけでもない普通の環境でも「やりやすー」ってなるだろうし、

逆に日本人からすればちょっといつもと違うだけで「こんなん無理やん」って思ってしまうわけですよね。

こんな状況で勝ちも負けもあるかいって思ってしまうわけですが、でも向こうからすればまあそんなこともあるぐらいで、別に何ともないわけです。

で、負けたときに「いやこんなん試合やっていい環境ちゃうやん」って言ってしまうわけですけど、でも試合成立してる時点でそれは関係ない話で。

昔の阪神と横浜のCSみたいなグラウンドでした。

これで、阪神ファンの僕としては「いやこんなん無理やん、これで負けても別に実力もくそもないやん」って思ってましたけど、

そういうところでも淡々とプレーできるのが精神力でそれも強さのパラメータの一つということですよね。

「普段通り」が1パターンなのは弱い

それで思い出したのが、柔道の阿部一二三選手が鼻から出血で治療する場面。

今のルールでは三回治療で止まったらその時点で負けになるらしくて。

 

で、阿部選手は金メダルとれる実力は余裕であるわけですけど、僕はめっちゃいやな予感がしたんですよね。

うわこれそのまま3回目取られて負けるパターン全然あるなって、なんか勝手に日本人てそういうとこあるよなって思ってたんですけど、

そこで一個ギア上げてしっかり投げて一本勝ちしたんですよね。

それで「これはもう負けないわ」って思ったんですけど、そういう普段通りじゃない時に力を出せるか、というかじゃあその普段通りってなんやねんという話で。

”普段通り”が1パターンだけなのは弱いと思うんですよね。

自分のそのパターンから外れたらもう全部アウェーみたいな、その一点以外全部アウェーに感じるようなそういう生活が根本原因なわけで。

さっきのサッカーで言えば、ペルーの青年たちはボートで町まで出て、コロンビアの首都ボゴタに練習しに行くらしくて。

でも多分そこでは割ときれいな環境だと思うんですよね、

じゃあその環境と地元のぐちゃぐちゃの環境のざっくり言って2個引き出しがある状態です。

その間の状況であれば基本的には全部対応できるわけです。

少なくとも慌てないというか、環境が原因でコンフォートゾーンから外れることはないわけで。

ここの対応できる幅、触れたことのある範囲がどの程度かっていうのが大事だと思ってまして。

僕が南米に言った理由もそういうところにあるわけですけど、ずっと大学で物理をやってそのままその世界で生きていくとした場合に、

言ったら一生綺麗なグラウンドで芝も最高のグラウンドしか知らない人になるわけです。

じゃあその外の人間のコミュニティに行く時はアウェーになるわけですよね。それは1つしか耐性がないって感じです.

”その環境でしか”発揮できない実力ですよね?

室伏広治のトレーニングの感じです。

水を入れたバーベルみたいなのを使うんですけど、あれって水がいろんな方向に散らばろうとするから、不規則な分いろんな方向に負荷がかかるわけですよね。

この動画の一番最初のところでも、バーベルに鉄球を付けてます。

こうやっていろんな方向から負荷をかけるから単調にならなくて、結果としていろんな動きに対応できる筋肉になっていくわけです。

つまり綺麗にやりすぎたり、得意なお決まりのシチュエーションにとどまり続けるのはよくないし、

その状況でしか力を出せないのは弱いってことですよね。

・コミュニケーション能力
・専門的なスキル
・どれだけその場に貢献できるか
・エネルギーを届けられるか

とか、そういうのを全部ひっくるめて力って言うことにしますが、

例えば自分がその力が10あるとして、「自分はこれぐらいできる奴だ」って思ってたとして、でも実はそこには見えてない部分があるわけで、

”あなたのその環境では”10なだけですよね

っていう話で。

環境ごとに発揮できる力って形で五角形で表すとしたときに、自分が10と思ってたのは5シチュエーションの1つでしかなかったとしたら、

極端に言うならあとの4シチュエーションでは出せる力0としたら、全然雑魚やんってなるわけですよね。

だから自分の世界を広げていく必要があるし、他の4項目あったことに気づかないといけないし、そこに飛び込んでみないといけないということになってきます。

そうやっていついかなる環境でも自分として振舞えるから、エネルギー循環を巻き起こしていけるから、おもろい人生に突入していくんじゃないのって話でした。

まとめ

今回は「環境に左右されない強さをどう身につけるか」というテーマでお送りしました。

普段整った環境で快適に暮らしてる僕たちは、ちょっとイレギュラーな状況になると力を出し切れなくなることが往々にあります。

もっとひどいと「いや、こんなん無理やわ」って正当化すらしてしまうかもしれません。

でもそんな環境で普通に過ごしてる人がいるとしたら、そこに気づけたとしたら、

自分の普段の実力はいつものお決まりのパターンでしか発揮できないものということになるわけです。

というわけで、六角形をカンストさせられるように、まずは見えてない条件やパラメータにも目を向けていきやしょう。

本日は以上です。

ここまでお読みいただきありがとうございました!

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