こんにちは高本です。
目の前にあるものから何を選び取るか、それが自我でありその繰り返しが人生である。
と、昔の偉い人が言ったかどうかは知らないですけどw、これはあながち間違ってない感じがしてまして。
今の生活が退屈だったり、「なんかあんまおもろないなぁ」ってなってるんだとしたら、それは今日までの選択がそうさせてるわけですよね。
そこでその選択基準が変われば、同じ場面でも取る行動が変わってく。
選択が変わるのは、基準が変われば変わるけど、そもそもの選択肢を広げるというのもあるわけで。
それまでの自分に縛られていたり、「俺はこうやから」って思ってると、それだけでもう一択しかないやんとかなってくるわけですよね。
「俺こういうの嫌いやから」
「そういうタイプじゃないから」
で終わってまうというか。
別に嫌なことを無理やりするから偉いわけではなくて、本当にやるべきではないのか、言い訳なのか逃げてるだけなのか。
それを考えていかないと、ただ選択肢を狭めて、決まりきったルートにおさまることになる。
そこで柔軟性が大事になってくるわけですねw
その都度考える、オープンに構えておく。余裕というか余白というかそういう話。
じゃあ柔軟てなんやねん、となってくるわけで、その辺をいろんな視点から語ってる本を紹介しようというのが、今回の内容でございますw
なにものにもこだわらない (PHP文庫)
なにものにもこだわらないこれは「こだわりをなくす」っていう観点から柔軟性を語ってる本ですね。
この人はもともと工学系出身で大学教授やってて、「趣味とかやりたいことのためにお金欲しいな」と思い小説を書いてみたら、あっさり死ぬほど売れた、みたいな感じの人ですw
だから多分小説がめっちゃ有名だと思うんですが、僕は全く読んだことがなくて、ただ考え方がおもろいので、こういうエッセイ的な本を何冊か読んでおりまして。
で、これは「こだわらない」というテーマ。
「拘りっていいことではないよね」ってところから始まって、
こだわらなければ毎回考える必要が出てくる
こだわるのは思考においては楽してる
みたいなニュアンスで展開していきます。
柔軟とはどういうことかってのを、その逆の「こだわる」ということから考えていくようなイメージ。
これを読むと自分の謎のこだわりの無意味さというか、人生レベルで見たときの大マイナス具合に軽くへこまされますw
運は「バカ」にこそ味方する (ソフトバンク文庫)
運は「バカ」にこそ味方する (ソフトバンク文庫)続きましてはこの本。
桜井章一は20年間無敗の雀鬼という、どこまでほんまかわからない肩書が有名ですねw
あとは麻雀のイカサマの動画とか調べるとよく出てきたりします。
雀鬼流っていう、この人の哲学とか生き方が反映されたような麻雀の打ち方があって、
僕は麻雀やらないので細かいことはわからないんですが、その考え方は共感できる部分が割とありまして。
で、この本はその中から「硬くなるな、力むな、柔らかく柔軟に振る舞え」、それをひっくるめて「バカになれ」っていうのがテーマ。
「頭でっかちで理屈ばっかりではなく、バカになったほうがおもろいで」っていう、人との接し方とか人間関係から柔軟性について考えていくイメージ。
赤ちゃんは柔らかいけど、成長していろんな知識を身につけていくにつれ頭は硬くなり、それに伴って体も硬くなっていく。
そんな感じで身体との関連付けから語られていく部分もおもろい。
「今の自分ちょっと真面目すぎるなあ」って人には特におすすめですな。
RANGE(レンジ)知識の「幅」が最強の武器になる(日経BP)
RANGE(レンジ) 知識の「幅」が最強の武器になるこれは一言で言えば「早いうちから専門特化するな」っていう主張。
本の中でも出てくるんですけど、10000時間の法則ってありますよね。
タイガーウッズ然りイチロー然り、小さい頃から一つに決めてそれにひたすら打ち込むのがいいみたいな。研究者とかでもそうですね。
でもそれでちゃんと一流になれるのはわずかで、多くの場合では逆に視野が狭くなって応用が効かなくなってしまう。
それと関連づけて理解できたり、その業界や分野にはなかった発想で問題解決できたりするわけです。
例えばアメリカのスポーツ選手なんかは、学生時代いろんなのをやってるんですよね。夏はアメフトとか野球とかバスケとかやって、冬はアイスホッケーやるとか。
で、最後の最後に「じゃあメジャーリーガーなります」とか決めるわけですよね。そうすると野球しかやってきてない人にはない体の使い方ができて、それが好成績に繋がったりする。
物理の世界でも、理論物理学者が、「いやーここの問題解決するの大変や」って思って数学者に見せてみると「え、それ数学の方で100年前に考え終わってるやつやで」みたいなことがあるわけですw
で、そうやって両方の世界を行ったり来たりしながら研究が進んでいくんですよね。
だから、「最終的にどこかで専門特化にはなるけど、それまで幅をもって余白をもって、柔軟にいろんなことしていく方がええで」って言ってる感じ。
読んでると、取り組んでるのが一個だけになってるのが不安になってくるし、なんならその一個すらもちゃんとできてんのか怪しいみたいになってきて、
「とりあえずなんか変えていこう」
って思えたりしますw
まとめ
というわけで今回は「柔軟性について考える、そしてそれを身につけていく」ヒントになりそうな本を紹介してみる回でした。
いかがだったでしょうか。
理屈で考えすぎてたり、自分の中のルールで動きが小さくなっていたりする時ほど、読んでおきたい、そんな本の中でもかなり読みやすいものをピックアップしてみました。
この3つを読めば柔軟に動いていくニュアンスがバチバチにわかるはずですw
気になったのから読んでみてください。
それではここまでお読みいただきありがとうございました!
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